林芳正外相は16日の記者会見で、欧米の駐日大使らが性的少数者問題で出した日本向けのビデオメッセージに関し、自民党保守系議員から内政干渉だと非難する声が上がっていることを聞かれると、正面からの回答を避けた。「メッセージが発信されたことは承知しているが、その一つ一つにコメントをすることは差し控えたい」と述べるにとどめた。 メッセージは、エマニュエル駐日米大使が12日に発表。米国、カナダ、欧州10カ国などの大使や公使らが、LGBTを含む性的少数者への差別に反対する法整備などを促している。林氏は、「政府として状況を見守りたい」と指摘し、理解を求めた。
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