出火したカンボジア船籍の貨物船「タイガン」(左)と放水する海上保安庁の巡視艇=16日午前3時40分ごろ(稚内海上保安部提供) 16日午前1時45分ごろ、北海道稚内市末広の稚内港の天北2号埠頭で、停泊中のカンボジア船籍のカニ運搬船「タイガン」(497トン、23人乗り組み)が燃えていると119番があった。船の後方3分の2程度の内部を焼き、船内から20~50代のロシア人乗組員6人とみられる遺体が見つかった。 道警と稚内海上保安部などが身元確認を進めるとともに、出火原因を調べる。運輸安全委員会は同日、船舶事故調査官2人を17日に現地に派遣すると決めた。 消火には、稚内消防署の消防車6台と海保の巡視船2隻が当たり、約11時間後の午後1時ごろ鎮火した。操舵室や船体後部が激しく焼けた。 47NEWS 参加社一覧 北海道新聞 | 室蘭民報 | 河北新報 | 東奥日報 | デーリー東北 | 秋田魁新報