東日本大震災の教訓や悲惨さをどのように後世に伝えるかを検討する、気仙沼市の有識者会議が開かれ、委員からは大きな被害をもたらした原因を明らかにしつつ、その反省点などもあわせて伝えていくことが重要だといった意見が出されました。 気仙沼市役所で開かれた有識者会議の初会合には、防災や建築の専門家ら11人の委員が出席しました。2日は、どのようなものを後世に伝えるべきかや、その手法について話し合われ、委員からは▼大きな被害をもたらした原因を明らかにしつつ、その反省点なども伝えていくことが重要だとか、 ▼被害の大きさを物語るものだけでなく、多くの命を救った高台の建物も保存すべきではないかといった意見が出されました。 気仙沼市では市街地に打ち上げられ、震災遺構として保存が検討されていた「第18共徳丸」が解体されたほか、高校など被災した建物のほとんどが取り壊しの方向で議論が進んでいます。 その一方で、宮城県