沖底船の操業終わる、荒天で流氷が急接近! (1月29日付け) 吹雪や荒天の影響で流氷が急接近してきたため、紋別基地の沖合底引船4隻は27日の水揚げを最後に、冬季回航に向けてスタンバイした。オホーツク海は3月12日まで45日間の休漁期間に入った。操業解禁は3月13日からとなる。1月の水揚げはひとまず順調。昨年の漁獲実績も好調だっただけに「心置きなく回航できる」と言えそうだ。 紋別漁業協同組合(阿部滋組合長)の直営市場には27日午後、「第3佐治丸」(160トン)を先頭に、同漁協底引部会(佐藤昭秀部会長)の4隻が次々に入港。カレイ類、スケソウ、ズワイガニなどを上場した。ズワイガニは10トンを超える手応えで、最終セリでは最高値が1キロ2300円を記録した。 「佐治丸」の岩田信夫漁労長(船頭会会長)によると、「漁場には山のように流氷があった」とのことで、操業が困難になったことを示唆していた。