生鮮カツオ水揚げ１９年連続日本一の気仙沼市で３０日、カツオをめぐるさまざまな問題を話し合う「カツオフォーラム」が開かれた。漁業・加工・流通などの業界代表や学者、行政当局者らが意見を交換。世界のカツオの漁獲量が急増傾向にあることを踏まえ、資源保全と安定操業のための体制整備などをうたった「気仙沼宣言」を採択した。【井田純】 日本カツオ学会などが主催する同フォーラムは、カツオにゆかりの深い自治体で年に１度開かれ、今回が６回… この記事は有料記事です。 残り727文字（全文938文字）

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牡蠣が好きだ。ウニの次に好きな生き物だ(食)。 牡蠣には、生、焼き、蒸し、フライ、鍋などなど色んな食べ方がある。しかしよく考えてみれば『干し』で食べたことがない。干し柿なら食べたことがあるが干し牡蠣は未知の味だ。 よし、作って食おう。 (この記事はとくべつ企画「インターネットの牡蠣まつり」シリーズのうちの1本です。) あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら？などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ　メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。（動画インタビュー） 前の記事：新メニュー「ホット挟まない」がホットサンドを超えた ＞

近海マグロはえ縄漁の再生に向けた取り組みが進む気仙沼市の漁業・水産加工業の現場を、大西洋で同種の漁に従事するスペインの漁業関係者が１９日訪れた。両者は持続的な漁業に与えられる海洋管理協議会（ＭＳＣ）の漁業認証取得を目指しており、双方の漁法などの情報を交換し、今後連携を進めることを確認した。【井田純】 同市を訪問したのは、スペイン最大の漁港ビーゴを拠点に、メカジキとヨシキリザメのはえ縄漁を行う漁業組… この記事は有料記事です。 残り828文字（全文1029文字）

焼津市独自の文化である魚河岸シャツのデザインを全国に募集した「第１１回焼津魚河岸シャツデザインコンテスト」（焼津商工会議所青年部主催）の表彰式が３１日、イオン焼津店で行われ、焼津市五ヶ堀之内、デザイナー河合佳子さん（３９）のデザインが特賞に選ばれた。 同市によると、魚河岸シャツとは、焼津の漁業関係者が使っていた手ぬぐいの生地をシャツに仕立てたのが始まりとされる。昭和初期には水産業者の仕事着として使われていたという。 現在は水産業者のみでなく、夏場には市役所を始め市内の様々な職場で着用され、商工会議所は毎年デザインを募集しているという。 今回は県内外から約３７０件の応募があり、河合さんによる数字の「８」「１」「２」（や・い・づ）を使い、船のイカリを表現したデザインが最優秀の特賞に選ばれた。 河合さんは「一目みて焼津と分かるように工夫した。女性、こどもも着やすいかわいいデザインなので皆に着てほ

京都の夏の味覚として知られるハモ。かつては和歌山県海南市の戸坂漁港で水揚げされたハモが、祇園祭で八坂神社（京都市）に奉納されるなど流通していた。しかし戸坂漁港では、後継者不足などからハモ漁船は３隻に減少。漁獲量も約６００キロと最盛期の半分程度に減った。そんな「海南産ハモ」の復活を目指し、市民らが奮闘している。新しい特産品として「ハモカツバーガー」を誕生させるなど、高級イメージを払拭し、手軽に食べられる食材としてＰＲ。Ｂ級グルメでの町おこしとして目標にするのは、あの「佐世保バーガー」だ。 “高級”を忘れてかぶりついて 「ハモの町」復活に向けた取り組みは昨年４月ごろ、海南市の観光協会や飲食業者などが町おこし団体「鱧（はも）の街・菓子の街　海南プロジェクト」を立ち上げたのを機に動き出した。同１１月には地元の飲食店の経営者らがアイデアを出し合い、ハモを使った丼料理や寿司（すし）などのメニュー１３品

オープン日は11月11日。コメディアンで俳優のなべおさみさんとお笑いタレントのなべやかんさん親子がプロデュースする同店。店内には掘りごたつやテーブル席、カウンター席、半個室席など全50席を設置。BGMには昭和時代の音楽を流す。 メーンの鍋料理は18種類を用意する。ひとつの鍋につき2人前から注文できる。メニューは金目鯛を下処理して下焼きすることで魚臭さが気にならないように仕上げた「金目鯛と百菜の鍋」（1,980）円や、国産のもつを使用した「博多醤油もつ鍋」（1,580円）などがある。ランチタイムには、だし汁を使いあっさり味に仕上げた「鍋焼き肉うどん」、「鍋焼きカツカレーうどん」、「カツ丼セット」（以上880円）などを用意する。 「あっさり味からこってり味までさまざまな種類の鍋を用意している。大勢でお越しいただき、より多くの味を楽しんでもらいたい」と同店料理長の長沼一喜さん。「老若男女問わずた

なじみの食堂で日本人の友人とサンマやサバを食べていたところ、店の主人から「すごいねえ。焼き魚の解剖みたいだ」と言われた。幼いころ「残さず、きれいに食べなさい」としつけられた日本人の習性が、友人ともども自然に出ただけだ。 韓国では食の作法として、残すことが美徳とされる。きれいに平らげることは「料理が足りない」と受け取られ、むしろ接待してくれた相手には失礼にあたるのだ。骨だけきちんと残して食べて、もてなしてくれた韓国人からけげんな顔をされた日本人の知人もいる。よって、韓国人から食事の接待を受ける場合は、必ず意図的に“品良く残す”ようにしている。そもそも韓国の食事は量が多く、出された全部は食べきれないのだが。 食堂の話に戻る。魚の骨とヒレだけが残った皿を見て、店主は「芸術的だ」とも言った。「食べ物は作った人の血と汗。日本では残してはいけないと親から教育を受けるのです」と説明したら、「残飯も減る。

県産魚の消費拡大のためのイベント「賀露 ＵＯＷ （ ウオ ） バル」が３１日、鳥取市賀露町西の地場産プラザ「わったいな」で開かれた。 イベントは県や賀露みなと観光協会などでつくる「 魚 （ と ） っとりＵＯＷＵＯＷ推進局」が初めて企画した。同市内の８飲食店は旬のハマチ、サワラ、ハタハタなどを使った創作料理２１品を考案。魚ロールや黒マーボーフィッシュ、ドギ昆布ロールなど珍しいメニューが並んだ。 水産業を学ぶ公立鳥取環境大１～３年の９人も出店し、授業で考案したメニュー「ハタハタのオープンサンド」「ハマチのガレット」を販売。用意した１００個がほぼ売り切れ、環境学部３年榎本はるかさん（２１）は「『おいしい』と言ってくれる人が多くてほっとした」と話した。

飲食店５店が特別メニュー考案 チョコレートが定番のバレンタインデー（１４日）を熱海は地魚で盛り上げようと、静岡県熱海市内で地魚を扱う飲食店５軒が特別メニューを作り、１〜１４日に提供する。 市と熱海商工会議所が連携して事業者の売り上げ増加に知恵を絞る「Ａ（エー）−ｂｉｚ（　ビズ　）」（熱海市チャレンジ応援センター）のワークショップで、熱海鮮魚買受人（かいうけにん）協同組合の宇田勝理事長が発案し、飲食店を営む組合員に呼…

持続的な漁業に関する協力関係構築のため気仙沼市を訪れているスペインのはえ縄漁業船団代表らが２１日、菅原茂市長らと面会、漁業の現状などについて意見交換した。 同市を訪れていたのは、スペイン北西部ビーゴを拠点にメカジキ、ヨシキリザメ漁を行う漁業組合のホアキン・カディージャ組合長ら３人。菅原市長は、気仙沼とビーゴのはえ縄漁業が目指す持続的… この記事は有料記事です。 残り252文字（全文420文字）

まばらなウロコは網で逃げた証し 近年のブームともいえる、恵方巻きの全国拡大により、巻きずしを食べる日と認識されつつある節分ですが、本来の主役は、イワシではないでしょうか。 そんな縁起物に使われる魚としては、やはり大きなものが好まれます。節分で食べられているのはマイワシが中心となります。 魚体側面に七つの星のように見える模様を持つマイワシは、秋頃には波止場や漁港でのサビキ釣りで、釣りあげられます。小さなカタクチイワシに混ざる姿に、歓声とともに歓迎されています。 ところで、販売されているイワシには、なぜまばらにしかウロコがついていないのか、ごぞんじですか？　そ… この記事は有料記事です。 残り337文字（全文618文字）

平戸のヒラメ漁　同行ルポ 水揚げされた「座布団」級のヒラメ＝平戸市沖 平戸市の冬の味覚、ヒラメが旬を迎え、市内では多彩な料理を味わえる「平戸ひらめまつり」も開かれている。全国でも有数のヒラメの漁獲量を誇る同市の漁船に乗り込み、漁の現場や漁師の思いを取材した。 同市などによると、市全体のヒラメの漁獲量は南部の志々伎漁協を中心に計約１１５トン（２０１４年）。うっすら桜色が入った白い身が特長で、もっちりとした上品な味が楽しめるという。 今回お世話になったのは漁師歴３７年のベテランで、県北刺し網協議会会長、吉田芳一さん（５７）の船「龍牙」。吉田さんは次男の真一郎さん（３２）、三男の成仁さん（２７）と共に漁に出ており、海底に仕掛けた網（延長約１６００メートル、高さ約２メートル以内）に絡まった魚を漁獲する刺し網漁でヒラメを取っている。 １６日午前７時、まだ薄暗い幸の浦港（同市大久保町）を出港。

“ご当地雑煮が多種多様すぎて面白い”という話をよく耳にする。事実、テレビや漫画で取り上げられ、その注目度も上がってきているようだ。去る1月26日には、「ご当地雑煮祭 新年会 2016　～6種類のお雑煮と10種類の地酒の宴！～」なるイベントが行われていた。多彩なお雑煮を知るべく、実際に参加してきた。 なお、「ご当地雑煮祭」が開催されるのは今回で3回目らしい。会場は、ゆりかもめ・青海駅からほど近い、ニフティが運営するイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」だ。 さっそく、どんなイベントになるのか、期待に胸を膨らませて会場に入ってみる。すると、入口すぐに立っていた笑顔のまぶしいスタッフさんが話しかけてきた。 「みなさまに、ふるさとで食べたお雑煮のお餅のアンケートをお聞きしております！」 そのスタッフさんの横には、日本地図のボードが立っていて、ところどころに色のついたシールが貼られている。 「お

北海道のえりも漁港で、珍しい金色のスケトウダラが水揚げされました。 30日朝に水揚げされたスケトウダラは体長約30センチで、普通は背の部分が褐色なのに対し、金色に輝いています。20年以上のキャリアを持つ漁師も驚きを隠せません。 漁師：「こんなの見たことないから、びっくりしましたよ。レアだから今年はいい年になるかもしれないですね」 専門家は、「カレイやカジカで同じような例はあるが、タラでは初めて聞いた」「突然変異ではないか」と話しています。

◇「どんちっち」８割ダウン 県内最大規模の水揚げを誇る浜田漁港で、２０１５年の水揚げ量が前年比約１２％減の１万６８７０トン、金額で同約１６％（約９億円）減の４７億８０００万円にとどまった。浜田市水産業振興協会が速報値をまとめた。山陰沖の巻き網漁で漁獲されるアジが例年より小型化し、単価が下がったのが要因。同漁港のブランド魚「どんちっちアジ」の水揚げ額も前年比８割減だった。（岡信雄） 市や漁業協同組合ＪＦしまね浜田支所によると、４０億円台の水揚げ額は過去１０年で最低。１４年の水揚げ量の３６％を占めたアジの異変が影響した。 アジは県西部沖の日本海では主に水深５０～１００メートルを回遊し、巻き網漁船で漁獲される。 県水産技術センター（浜田市）によると、１５年、県内のアジの水揚げ量は、前年の５８％にとどまる２万２７９５トンだった。森脇和也主任研究員は「県西部沖の海水温が例年より低く、餌のプランクトン