2月下旬、スペイン南部ムルシアの海岸にマッコウクジラの死骸が流れ着いた。このオスのクジラは30キロ近くのプラスチックのゴミを飲み込んでおり、海のゴミ問題の深刻さを浮き彫りにした。 調査にあたった「エル・バジェ・ワイルドライフ・レスキューセンター」によると、このマッコウクジラは、ゴミを飲み込んだことで胃がショック状態に陥り死に至ったという。胃袋の中からはビニール袋やネット、ロープ、さらに燃料などを入れるポリ容器まで出てきたという。 専門家によるとクジラはプラスチックを排泄することができず、バクテリアへの感染が原因で腹膜炎を起こしていた。 マッコウクジラはアメリカで絶滅危惧種に指定されている。今回見つかったオスは体重6トン以上、体長は33フィート(約10メートル)以上だった。マッコウクジラは通常はイカを食料とし、平均寿命は人間と同等の70歳だ。 地元自治体はマッコウクジラの死を受け、海のプラス
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