気仙沼向洋高校の生徒が3日、ハワイ沖での航海実習に向け、県の海洋総合実習船「宮城丸」(650トン)で気仙沼を出港した。実習生は、商港岸壁朝日ふ頭で家族やクラスメートらの見送りを受け、45日間にわたる洋上での実習生活をスタートさせた。 実習に臨むのは、情報海洋科海洋類型の2年生14人と専攻科漁業科の1年生3人。実習生代表の堀内健士朗さん(情報海洋科2年)は「楽しみの半面、不安も多い。洋上では全員で協力し合い、どんな困難も乗り越える覚悟」と決意を語った。 宮城丸はいったん、石巻に入港して県水産高専攻科の実習生1人を乗せて5日に出港。14回にわたるマグロはえ縄操業後、ホノルルに寄港して11月15日に気仙沼に帰港して水揚げする。