三陸沿岸道の工事現場でのり面一部崩落　国道４５号と三陸道で通行止め ２５日午前３時５０分ごろ、宮城県気仙沼市東八幡前の三陸沿岸道工事現場でのり面の一部が５０メートルにわたり崩落、土砂が国道４５号の道路脇に流れ込んだ。同日午後１時現在、４５号の気仙沼市松川－陸前高田市気仙町間約１８キロと、三陸道唐桑南インターチェンジ（ＩＣ、気仙沼市）－通岡ＩＣ（陸前高田市）間が通行止めとなっている。 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると、けが人はなかった。同日午前９時ごろからパネルや大型の土のうを設置するなど、道路への流入を防ぐ応急作業を進めた。安全性が確認できれば通行を再開するが、見通しは立っていない。 同事務所は迂回（うかい）路として国道２８４号、４５６号、３４３号などを通行するよう呼び掛けている。

唐桑町（からくわちょう）は、宮城県本吉郡北東部にかつて存在した町。2006年（平成18年）3月31日、気仙沼市との新設合併により、新制気仙沼市となり、旧町域の住所にその名を残す。太平洋に面し、三陸海岸の中ほど、複雑な海岸線に富む唐桑半島上にあり、漁業を主な産業とする。岩手県陸前高田市との県境の町でもあった。 三陸海岸の唐桑半島が町の大部分を占める。町の北部は陸前高田市に接し、広田湾の西側に位置する。南部は唐桑半島の先端部であり、気仙沼湾に通じる。西部は気仙沼市に属する大島の対岸であり、町の西境は大島と本州の間に大島瀬戸と呼ばれる海峡部に終わる。 唐桑半島は北上山系の延長にあり、北西より南東へ細長く海に突き出している。花崗岩質で、海岸部には大理石浜といわれる部分もある。海岸部では山が海に迫って狭く、岩礁や小島、岬に富む。尾根部は北部からだんだんに標高を減じ、太平洋に没して終わる。1964年6

佐田岬半島の先端にある愛媛県伊方町三崎地域で、県内一の市場単価を誇るヒジキの漁が始まり、漁場に活気が満ちている。地元の佐田岬漁港には採れたてがあちこちで干され、「黒いじゅうたん」が広がっている。 三崎漁協によるとヒジキ漁は８日に解禁された。高品質で高値がつくヒジキの出荷作業に家族総出で取り組む組合員が多いという。２０１９年は水揚げ量約４８トン、１キロ当たり約１６００円だった。 ５０代の地元漁師は「今年は全国的な不漁に加え新型コロナウイルスの影響で例年通りに売れない心配があるが、仕上がりはいい」と話していた。 三崎地域では８日にフノリ、１５日にサザエとアワビ漁も解禁されている。

「ヒラ」食文化、再起を　脂やうまみＰＲ、販路拡大へ　関係者ら協議会発足　取り扱い店にのぼり提供　／岡山 岡山でかつて食卓によく並んでいた地魚「ヒラ」の消費を再び盛り上げようと、水産関係者らがＰＲに乗り出した。ほぼ岡山でしか食べない魚だが、近年は県内でも需要が減少。加工品やレシピの開発を進め、定番メニュー化を狙う。 ヒラはニシン科の魚で、大きいものは７０センチを超える。瀬戸内海で３～５月に多く水揚げされるが、皮の下に小骨がたくさんあり、包丁で細かく切れ目を入れる「骨切り」が必要。手間が掛かることから他県では好まれないという。 「脂が上品で独特のうまみがある」。そう魅力を語るのは、岡山市で約６５年続くすし店の店主、窪田悟さん（５０）。ショーケースにはいつもヒラを置く。薄造りの刺し身は自慢の一品だ。岡山では郷土料理「ばらずし」の具や煮付けなどとしても愛されてきた。 この記事は有料記事です。 残り

カネキ水産（TSR企業コード:134000056、榛原郡吉田町川尻３１３８－３１、代表者：松下金吾氏）は４月３日、静岡地裁から民事再生開始決定を受けた。監督委員には幸山秀明弁護士（静岡富士法律事務所、静岡市駿河区八幡２－４－１６、電話０５４－２８８－７３２１）が選任された。 負債総額は約６５００万円。 １９８０年に創業。当初は地元吉田港で水揚げされるシラスの加工業を手掛けていたが、養鰻業が盛んでウナギの骨等が入手しやすい環境を生かし、「うなぎボーン」の製造に業態を転換した。商品は地元の名物として知られ、土産物とされることも多く、高速道路のサービスエリアや駅の売店などでも扱われていた。 ここ３年間は売上高約５２００万円で推移していたが、売上は夏場に集中するなど繁閑の差が大きく安定しないうえ、近年は衛生面などから設備のステンレス化を迫られるなど資金負担も増大していた。 資金繰りが逼迫するなか、

富士市の田子の浦漁協は２３日、役員理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、６月に開催予定だった「田子の浦漁協しらす祭り」の中止を決めた。昨年までの不漁の影響もあり中止は２０１５年から６年連続。 田子の浦港のシラスは「田子の浦しらす」として、農林水産省の地理的表示（ＧＩ）保護制度に登録され、人気も高まっている。しらす祭りは、同港で水揚げした新鮮な生シラスの丼などを安価で味わえ、地元住民だけでなく、県外からの来場者も多い一大イベント。漁協は会場が過密になり、感染が拡大するのを避けるため、中止を決断した。 例年、漁の状況を見て開催可否を５月以降に判断していたが、感染症拡大の状況を踏まえて早々に決めた。人気の漁協食堂も５月６日まで臨時休業している。 同漁協によると、ことしは３月２１日の解禁日以降、しばらく豊漁が続いたが、４月頭から徐々に減少。出漁できない日もあった。漁協担当者は「今後豊

小田原漁港でブリ・ワラサの好漁が続き、水産市場が活気づいている。４月には約７千本の水揚げされる日もあり、漁船には大漁旗が掲げられた。 小田原市によるとブリは、相模湾では主に定置網で漁獲されており、３月末から増え始めたという。全国的に資源は回復しているが、小田原で大漁が続くのは約５年ぶり。 16日には米神漁場、石橋漁場でブリ・ワラサが３２００本、22トンの水揚げがあった。小田原市漁業協同組合の石垣誠漁労長は「伊豆方面から三重県辺りまでの太平洋側で獲れている。大漁により売値価格は下がっているので小売りにも反映され、買い求めやすくなっているのでは」と話す。 多くのブリが水揚げされていた小田原周辺。しかし、１９５４年をピークに低迷期が続いていた。今漁獲されているのは７キロ超えで脂の乗りもよいという。塩焼き、照り焼き、刺身など食べ方もいろいろ。小田原市内の鮮魚店やスーパーを中心に販売されている。 同

新型コロナウイルスの感染防止の措置を受け、外国人労働者の確保が難しくなっています。遠洋マグロ漁船の出漁基地「気仙沼港」では、乗組員の大半を占めるインドネシア人が確保できず、出港を見合わせる漁船が相次いでいます。 臼福本店 臼井壯太朗 社長 Ｑ.こちらの船は本来いつ出港か？ 「３月には出している予定だった船。船を出せないのは、インドネシア船員を乗せることができない。船員がそろわないということ」 気仙沼市の漁船漁業会社・臼福本店の臼井社長です。 臼福本店 臼井壯太朗 社長 「漁船というのは、１日当たり７０万円ほどの経費がかかっているので、長期化すればするほど打撃は大きいと思っている」 所有する遠洋マグロ漁船７隻のうち２隻が気仙沼港に繋がれたまま…、出港のめどは立っていません。 遠洋マグロ漁船の乗組員 「出港の日取りも決まらない状況なので予定も組めない」 遠洋マグロ漁船の乗組員 「仕事は船に来て

最新ニュース 国交省／持続可能な物流の実現へトラック標準運賃を告示（04月24日） 日鉄興和／兵庫県尼崎市に2.9万m2の1社専用物流施設を開発（04月24日） 医療崩壊防ぐプロジェクト／ラクスルが物流面でサポート（04月24日） ヨコレイ／宮城県気仙沼市に魚の選別・凍結・保管施設建設（04月24日） SBSリコーロジ／神奈川県愛川町の物流センターが本格稼働（04月24日） 日通／航空貨物の仕分け現場にウェアラブルスキャナ導入（04月24日） 物流不動産／日本投資家からの注目度上昇、コロナ禍も後押し（04月24日） ロジアスジャパン／自律型ロボットが消毒・滅菌・体温検出等実行（04月24日） 国交省／新型コロナウイルス感染、本省職員2、3、4例目発表（04月24日） トランコム／大阪市の事業所従業員が新型コロナに感染判明（04月24日） 日本郵便／郵便局の5時間営業、北海道など6道府県の一

母の日のプレゼントはもう決めましたか？お花や、バッグ、インテリア雑貨などはLIMIAでも毎年大人気♡でも今年はちょっと違う！喜んでもらえるギフトとして今回LIMIAがおすすめするのは【缶詰】なんです！ え！？缶詰！？と思ったあなた！この贅沢缶詰は一味違います✨高級感があり贈り物としても、もらっても嬉しいプレゼントとして大人気なんです。あると重宝するチンするだけのスープもピックアップ！母の日の大事な贈り物にピッタリな素敵なアイテムと出会えますように♬ 母の日ギフト 贅沢ツナ缶・さば缶 5缶セット世界三大漁場の一つ 三陸沖 気仙沼で水揚げされた”びん長まぐろ""”さば”のみを限定使用した贅沢缶詰。 オーシャンプリンセスブランドは日本で初めてツナ缶を製造した清水食品を前身に持つ、ツナ缶発祥ブランドです。 母の日ギフトは限定オリジナルラベルでカーネーション付きです。 https://shop.mo

Tweet 北海道の旬　シャコ 4月の北海道はまだまだ寒いですが、食材を見ると少しずつ春が近づいていることを感じられるでしょう。 北海道でシャコ漁業が行われているのは石狩湾に限られています。5月～6月に産卵期を迎えるため、身に栄養と旨味がたっぷりのっているのはこの時期だけです。 塩ゆでや焼きシャコで食べるのが一般的ですが、鮮度の良いものは生食がオススメです。エビやカニよりもとろけるような甘さがあり、醤油やわさびのような薬味や調味料がいらない程の旨味を感じられるはずです。 東北の旬　ワカメ 岩手は全国１位の生産量を誇ります。 三陸沖では親潮と黒潮がぶつかるため、豊富な栄養でワカメもぐんぐん育ちます。たっぷりの栄養で育ったワカメはミネラルや食物繊維、カリウムを多く含んでいます。 そのためワカメは歯ごたえがあり、加熱しても身崩れしにくいため、煮物などに最適です。 また、本場で食べる際はこの時期し

こんにちは、もぐナビ編集部です！ 今回は、Amazon・楽天・yahoo！ショッピングなどで購入できる、缶詰の人気ランキングを発表します！ また、「缶詰」のデザイン・美味しさ・コスパ・価格など、様々な視点で徹底比較してみました！ 近年話題のさば缶をはじめ、いつもストックしておきたいツナ缶やコーン缶、めずらしい牡蠣缶や唐揚げ缶など豊富な種類の中から、それぞれ1位に輝いたのは、いったいどの商品でしょうか？ ※当ランキングは、食品クチコミサイト「もぐナビ」に投稿されたデータをもとに作成しています。 ※集計期間：2019年8月16日～2021年8月16日。

一年を通して水揚げされるホタルイカですが、旬は春！　市場の春の風物詩として有名で、スーパーでもよく見かけます。調理しやすく、沖漬けや、ボイルの酢味噌和えなどを思い浮かべる方も多いはずです。 ホタルイカに含まれる豊富な栄養の中でも一番注目したいのが「タウリン」です。市販の栄養ドリンクでも配合されているものが多く、お世話になっているという方も大勢おられるでしょう。 タウリンとは、胆汁の主成分で外から摂取して補うと胆汁酸の働きが活発になり、肝臓の働きを支える効果が生まれます。肝臓が活発に働くと、体の疲労感が緩和されるので、疲れやすい方にもおすすめです。お酒の飲みすぎ、運動不足や無理なダイエットなどが原因の脂肪肝を正常なものへと戻そうとする働きも報告されています。 その他にも血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしてくれたり、高血圧の予防、糖尿病の予防、視力の衰えを防ぎ、新生児の脳や網膜の発育を助

瀬戸内海の春を代表する魚として親しまれるサワラの漁が２０日、岡山県海域で解禁された。漁獲量が県内有数の牛窓町漁協（瀬戸内市）でも初日から漁船が出港、夕方から深夜にかけて初物を次々と水揚げした。漁は６月末ごろまで続く。 同市牛窓町沖の黄島付近には、長方形の網を仕掛ける「流し網漁」を行う同漁協の漁船数隻が集まり、午後６時から一斉に操業を始めた。同漁協流し網部会の広田均部会長（６６）の船では、全長約１キロの漁網を少しずつ引き上げながら、掛かったサワラを手際よく外して箱詰め。この日は５キロほどの大物も交じり、約６００キロ（約２４０匹）を漁獲した。 １９８０年代半ばに年間５００トンを超えた県産サワラの漁獲量は、乱獲や産卵場所の藻場の減少などで右肩下がりが続き、９９年に過去最低の５トンまで落ち込んだ。２０００年代に入り受精卵放流や網の目を大きくするといった資源保護策が始まり、１２年ごろから次第に増加。

宮城県の三陸沿岸で捕れたミンククジラの肉が地元で人気だ。新型コロナウイルスの感染拡大という逆風下でも、市場での値崩れは小さく、健闘している。三陸沿岸で４月から３２年ぶりに始まった商業捕鯨で水揚げされただけに、調査捕鯨よりも鮮度がいいことが売りで、捕鯨会社や卸売業者は「ほっとした」と胸をなで下ろしている。 調査捕鯨では、肉の鮮度維持に必要な血抜きや冷却作業は水揚げまでできないが、商業捕鯨は捕獲後すぐに船上でできる。１３日の取引に参加した仙台市の卸売業者「仙都魚類」の担当者は「調査捕鯨の時とは鮮度が違う」と声を弾ませた。 赤身を競り落とした仲買人は「取引先の飲食店からは『新型コロナでお客が来ないから余計なものはいらない』と言われたが、地元のスーパーや鮮魚店からの引き合いは好調だ」と話した。

静岡県桜えび漁業組合（実石正則組合長）は２３日、２２日まで休漁していた駿河湾産サクラエビの春漁再開を延期した。駿河湾海上では西の風が強く、出漁は困難と判断した。２４日に再度、操業の可否を判断する。 解禁から９日遅れの１４日に行われた初漁では水揚げ量が２・３トンにとどまった。組合は「群れの形成が進んでいない」などとして、１５日から２２日まで休漁していた。 静岡地方気象台によると、２３日の県内は漁場のある県中部の沿岸部など広い範囲で強風注意報が発令された。２４日も海上は強風が見込まれている。

県漁協七尾支所（七尾市）は二十一日、七尾湾で十九日に解禁され水揚げを始めたトリガイ漁を中断した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要減を受け、緊急事態宣言の期間に合わせて五月六日まで漁を取りやめる。解禁から数日で漁が中断となるのは初めてという。 同支所によると、ウイルスの影響による需要減を見込んで、解禁初日は昨年の半数以下の四隻が出漁し一五・六キロ、翌二十日は三隻が二・五キロを水揚げした。例年にない低調ぶりといい、土倉修代表総代・運営委員長は「中断はやむを得ない」と語った。五月五日にその後の漁について協議する。（稲垣達成）

新型コロナウイルスの感染が拡大し、飲食店の休業が相次いでいることから、生のマグロの水揚げ量が日本一の和歌山県那智勝浦町では、高級なクロマグロの取り引き価格が例年の半分程度に落ち込むなど深刻な影響が出ています。 和歌山県が今月、県内の１７の漁業協同組合を対象に水産物の取り引き価格を調査した結果、ほぼすべての漁協が例年に比べて価格が下がっていると回答したということです。 県によりますと、全国で飲食店の休業が相次ぎ、需要が減っているためだということで、特に高価なものほど影響が大きいということです。 このうち、生のマグロの水揚げ量が日本一の那智勝浦町では、高級なクロマグロの価格が例年の半分程度にまで落ち込んでいるということです。 さらに、家庭で広く親しまれているあじやさばの価格も下がっているということで、和歌山県水産振興課の林寛文 班長は、「高級な魚の価格の低下はある程度、覚悟していたが、一般の食

隣接の苅田町は制限なし 漁協が有料潮干狩りを中止した福岡県行橋市の海岸に無断で貝採りに来る人が増え、市や地元漁協が対応に追われている。蓑島漁協は22日、採貝場がある海岸のゲートを閉鎖。市はホームページで禁止を広報した。一方、隣接する苅田町の白石海岸は漁協が管理していない無料区域のため大勢の家族連れなどが訪れている。 行橋市近辺の海岸はこの時季、マテガイ掘りの人気スポットだ。蓑島、長井浜、稲童の海岸では3～6月ごろ、漁協が大人500円を取って潮干狩りを管理している。だが今年は新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて14日に中止した。 ところが、係員がいないため無断で入場する人が続出。蓑島漁協は22日朝に慌ててゲートを閉鎖した。尾形寛利組合長（78）は「注意しても『海にウイルスはおらん』とか言って平気で入る。1人でも感染者が出たらアウトだと思って泣く泣く中止したのに」と嘆く。 行橋側の中止を知

青森県産養殖ホタテガイの2020年度半成貝（1年貝）の第2回入札が20日、青森市の県水産ビルで行われた。1キロ当たりの落札価格は100～102円と、昨年行われた5回の入札の平均価格（115円）を13～15円下回り、平年よりやや安値となった。第1回の落札価格100円とほぼ横ばい。新型コロナウイルス感染拡大による外食需要の落ち込みで、業務用としての引き合いが弱まっており、価格は伸びなかった。