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ブックマーク / mojix.org (38)

  • ルールが守られていないとき、おかしいのはルールのほうかもしれない - モジログ

    YOMIURI ONLINE - 国家公安委員長、交通違反の取り締まりに苦言(2013年6月4日12時13分) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130604-OYT1T00571.htm <古屋国家公安委員長は4日の閣議後の定例記者会見で、警察による交通違反の取り締まりについて、「取り締まりのための取り締まりになっている傾向がある」と苦言を呈し、あり方を見直す必要があるとの考えを示した>。 <古屋委員長は「取り締まりは事故防止に役立つことが大切だ」と指摘。歩行者のいない50キロ制限の片側2車線の直線道路を例に挙げ、「交通の流れで70キロくらい出る。そういう所(での取り締まり)は疑問」と述べた。欧州では歩行者が多く道路の幅が狭い街中などで厳しい取り締まりをしているという>。 これは、「50キロ制限の道路でも、70キロくらい出してもかまわない」

  • 折口信夫「教育とは、個性をもって個性を征服することだ」 - モジログ

    折口信夫(おりくち しのぶ)が国語教育について書いた、『新しい国語教育の方角』(1925年)というエッセイを見つけた。 青空文庫 - 図書カード:No.47178 新しい国語教育の方角 折口信夫 http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/card47178.html http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/47178_34892.html <私は、教育家の口から、児童生徒の個性尊重の話を聞く度に、今日の教育の救はれないものに成つた理由を痛感します。教育と宗教とは、別物でありますけれども、少くとも宗教に似た心に立つた場合に限つて、訓育も智育も理想的に現れるのだと考へます>。 <この情熱がなくては、教授法も、教育学も、意味が失はれてまゐりませう。生徒、児童の個性を開発(カイホツ)するものは、生徒児童の個性ではなくて、

  • いまの国語の授業は、体育でプロスポーツの映像を鑑賞するようなものだ - モジログ

    あらきけいすけの雑記帳 - 大学入試は学力を計るものではないことを改めて感じる(2013-01-19) http://d.hatena.ne.jp/arakik10/20130119/p1 <ひさびさに入試国語で小林秀雄を見た>。 <と言っても試験監督をしたときくらいしか、国語の入試問題なんか見ることもないから、出題頻度なんか知らない>。 <刀の鍔(つば)の話である。いかにも小林らしい「目利き自慢」のエッセイである。当然のことながら、歴史的考証をスノッブに侮蔑しつつ、目の前の鍔の鑑賞をもったいぶって書き散らしている。(中略)主題があっち行ったりこっち行ったり、いかに情趣の理解が深かろうとも、文章構成としては好き放題の感想を書き散らしているだけの駄文である。こんな文章は年の行ったジジイが日曜の朝にモオツアルトのレコオドでも聞きながら暇つぶしに読むのが似つかわしい>。 <こんな文書が自分の目の

  • ファイルシステムのないPC - モジログ

    はじめてiPadを使ったとき、ファイルシステムがないことに驚いた。 もちろん、内部的にはファイルシステムがあるはずだが、隠蔽(いんぺい)されていて、ユーザからは直接さわれないようになっている。 ホーム画面には、ただアプリのアイコンだけが並んでいる。そのどれかをタップすると、そのアプリが動く。ホームボタンを押すと、ホーム画面にもどる。なんと、それだけだ。 アプリの「終了」がないのも驚いた。ホームボタンを押すことで、アプリの終了も兼ねている。表面にあるボタンは唯一、ホームボタンだけ。アプリには「終了」らしきものがないのだから、アプリから抜けるには、ホームボタンを押すしかない。 要するに、ホームにいるか、どれかのアプリを使っているかの、2状態しかないのだ。これなら、PCが苦手な人でも、誰でもわかるだろう。 このようなiPadiPhone(つまりiOS)のノリに慣れると、普通のPCはいかにも複雑

  • ハンロンの剃刀「無能で説明できる現象に悪意を見出すな」 - モジログ

    asahi.com : 勝間和代人生を変える「法則」 問題は悪意よりも無知から生じる――ハンロンの剃刀(2011年2月21日10時28分) http://www.asahi.com/business/topics/katsuma/TKY201102200201.html <「ハンロンの剃刀(かみそり)」とは、「相手の行為が単なる愚かさで説明できるのであれば、必要以上に悪意を想定しようとしてはいけない」ということを現した定理です>。 <米国の著名なSF作家、ロバート・A・ハインラインが著書『帝国の論理』の中で類似の概念を引用したり、同国のハッカー用語集「ジャーゴンファイル」に採用されたりしたことで一気に広まりました>。 <ハンロンの剃刀を知ると、何か不満が生じたり、トラブルに遭ったりした場合、相手の態度が当に悪意に基づくものなのか、純粋に無知や愚かさに基づくものなのか、一瞬待ってから判断

  • 田村耕太郎「この際、日本を30のシンガポールに分けたらどうか?」 - モジログ

    前参議院議員の田村耕太郎氏が、「この際、日を30のシンガポールに分けたらどうか?」という提言をしている。 日経ビジネスオンライン : 田村耕太郎の「経世済民見聞録」 - この際、日を30のシンガポールに分けたらどうか?(2011年1月5日) http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110104/217792/ <日の問題は、日政府ができもしないのに、日政府が国民にやさしくしようとすることから始まっている。その背後に、政権を失いたくない、選挙に落ちたくないという政治家の存在がある>。 まったくその通りだと思う。 日政府はひたすら国民を甘やかし、問題に切り込まず、解決を先送りしつづけている。これは良く言えば「パターナリズム」であり、子供を甘やかす親のようなものだろう。しかし悪く言えば「詐欺」であり、来果たすべき役割を果たさず

    endo_5501
    endo_5501 2011/01/06
    分ける単位が問題だよなあ
  • 日本人から「勇気」を奪っているのは「クビになる恐怖」ではないか? - モジログ

    先日「日に足りないのは「努力」ではなく、「理解」と「勇気」である」というエントリを書いたが、この「勇気」を日人から奪っている最大のものは、「クビになる恐怖」ではないだろうか。 私は自分で会社を経営しているので、ブログで好きなことを書ける。取引先の人や、仕事の関係者も私のブログを読むことがあるが、私はそれをわかった上で書いている。私のブログでは政治ネタなども遠慮なく書いているので、「こいつは危ないから、近寄らないほうがいい」とか、「こんな考えの奴とは仕事したくない」と思われて、仕事を失う可能性もある。私は経営者なので、そのリスクを引き受けても、ブログに書きたいことを書く、という判断を自分自身でできる。 しかし、自分が経営者でない場合は、この判断を自分自身でおこなうことは難しいだろう。自分が書くブログの内容によって、会社の経営にリスクが生じたり、損害を与えかねないからだ。 例えば、官僚への

  • 日本に足りないのは「努力」ではなく、「理解」と「勇気」である - モジログ

    「国や政治に期待せず、自分自身がしっかりしよう」といった意見をしばしば見かける。 これ自体は間違いとは言えないが、いまの日の状況では、こういう精神論的な見方はあまり有効ではないし、日人の「政治への無関心」をいっそう加速しかねないところがあると思う。 私は日人の「政治への無関心」こそ、日政治をダメにしている最大要因ではないかと考えている。「国や政治に期待せず、自分自身がしっかりしよう」といった意見には、自助努力を説いているだけでなく、「日の国や政治がダメでも、あきらめよう」という含意を感じる。自助努力が重要なのはその通りなのだが、だから国や政治に無関心でいい、ということにはならない。 国や政治がどんな状態であっても、自力で生きる力はあればあるほどよい。これは自明だろう。日より国や政治の状態がひどい国はたくさんある。そんな国でも、がんばって生きている人がたくさんいる。そんな人たち

    endo_5501
    endo_5501 2010/08/29
    「「国や政治に期待せず、自分自身がしっかりしよう」なんて言うのだから、「国を私物化」している連中は笑いが止まらないだろう。国民が「お人よし」すぎて、「カモ」にされているのだ」
  • 解雇規制による硬直的な労働市場こそ、日本経済が浮上できない最大の原因である - モジログ

    池田信夫blog - 最悪の時はこれからだ http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51470391.html <来週の週刊ダイヤモンドの特集は「解雇解禁」。といっても解雇が解禁されたわけではなく、解雇規制を解禁せよというキャンペーンだ。内容は、当ブログでも論じてきたように、中高年のノンワーキングリッチを過剰保護する解雇規制(および司法判断)が若年失業率を高め、世代間の不公平を拡大しているという話である>。 これは画期的な特集だろう。城繁幸氏もこのダイヤモンドの特集に言及し、<メディアでこの主張をすることは、既にタブーではなくなった>と書いているが、たしかにそう思う。 私もこのブログで解雇規制についてしばしば書いてきたが、書くたびにいつも反発が起きることは変わらないものの、特にこの1年くらいで理解がひろがってきたという実感がある。こういう「タブー」的

  • 日本を財政破綻(倒産)させないためにこそ、政府のリストラ・コストカットが必要 - モジログ

    菅直人首相が金沢市内での街頭演説で、またカルロス・ゴーン氏の悪口を言っていたらしい。 asahi.com - 「財政破綻したとき、誰が困るかご存じですか」―菅首相(2010年7月2日19時53分) http://www.asahi.com/politics/update/0702/TKY201007020468.html <財政が破綻(はたん)したとき、誰が困るかご存じですか。あの大金持ちのカルロス・ゴーンさん(日産自動車社長)は、(日から)いなくなりゃいいんですよ、簡単なんですよ。ギリシャの例を見ても、財政破綻したとき、年金をさあもらえると思ったら、「67歳からしか払えませんよ」と言われたら困るでしょう。仕事が続けられると思ったら、「あなたはクビですよ」と言われたら困るでしょう。財政破綻で一番困るのは、そうした年金を受給している人や、比較的所得が少ない人。その方々がダメージが大きいんで

  • The Progress Bar - モジログ

    The Big Picture - The Progress Bar http://www.ritholtz.com/blog/2010/05/the-progress-bar/ サンディエゴにあるらしい。 店の中はどうなっているかも気になる。

    endo_5501
    endo_5501 2010/05/23
    吹いた。良い発想だ。電気街にあったら絶対流行る!
  • 自転車とインラインスケートの合体 Chariot Skates - モジログ

    Chariot Skates http://www.chariotskates.com/ 「Chariot Skates」は、インラインスケートのようなものに、自転車のような車輪を組み合わせたもの。 Chariot Skates - Videos http://www.chariotskates.com/videos.html 動画ページで、実際にこれで走っているところが見られる。 基的にインラインスケートに似ているが、車輪が大きいので、かなりスピードが出るようだ。 段差のあるところでも行ける。 かなりスピードが出るので、ゆっくり走っている自転車なら追い抜いてしまう。 開発したのはオーストラリア出身のMichael Jenkinsという人で、いまは香港に在住して、このChariot Skatesのビジネスを立ち上げているところらしい。インラインスケート、自転車、スキーの3種類のスポーツを

    endo_5501
    endo_5501 2010/05/21
    なにこれ、かっこいい、欲しい
  • 郵貯限度額を引き上げ、「大きな政府」を強める鳩山政権 逗子市議選では「小さな政府」のみんなの党が圧勝 - モジログ

    郵貯限度額引き上げ、なんと亀井案で決定してしまった。 asahi.com - 郵貯限度額2千万円に引き上げ 首相、亀井氏らの案了承(2010年3月30日21時21分) http://www.asahi.com/politics/update/0330/TKY201003300414.html 閣僚懇談会に臨む(右から)亀井静香郵政改革相、平野博文官房長官、鳩山首相、菅直人副総理=30日午後、首相官邸、飯塚悟撮影 <鳩山由紀夫首相は30日、郵政改革案についての閣僚懇談会で、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額(1人あたり1千万円)を2千万円に、かんぽ生命の保障限度額(同1300万円)を2500万円に引き上げることを決めた。限度額引き上げには、仙谷由人国家戦略相ら閣内に異論があったが、首相は亀井静香郵政改革相と原口一博総務相がまとめた郵政改革案を了承した>。 <首相は閣僚懇談会の後、記者団に「意見交換

    endo_5501
    endo_5501 2010/03/31
    お、みんなの党勝ったのか
  • 「べき論」と規制 - モジログ

    の規制には、「べき論」をそのまま規制にしたようなものがある。 解雇規制は、「会社は社員を解雇せず、ずっと雇いつづけるべきだ」という「べき論」をそのまま規制にしたものである。 借地借家法は、「大家は賃借人を追い出さず、家賃滞納や迷惑行為をガマンすべきだ」という「べき論」をそのまま規制にしたものである。 「べき論」をそのまま規制にすれば、その「べき論」の目的を達成できるのだろうか。あるいは達成できるとしても、それによって別の悪影響を生み出して、トータルではいっそう状況を悪化させることがないだろうか。 例えば、「人間は早寝早起きすべきである」という「べき論」から、「生活時間規制」を作ったらどうなるだろうか。 生活時間規制では、「朝7時には起きていなければならない」「夜11時には寝ていなければならない」といったルールがある。役人が抜き打ちで見回りに来て、朝起きていなかったり、夜寝ていなかったり

    endo_5501
    endo_5501 2010/02/19
    そういう「べき論」聞くと、じゃあ、それ破ったらどうなるの?と思ってしまう
  • ピョートル1世の「ひげ税」 - モジログ

    手元にある世界史の資料集『最新世界史図説タペストリー』(帝国書院)を眺めていたら、P.158「ロシアの西欧化~ロシアの絶対王政と領土の拡大~」に、「ひげを切る図」という面白い絵が載っていた。 その絵をネットで探してみたところ、あった。 Реформы Петра I http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%A0%D0.. この絵に対して、資料集では<ピョートルは貴族に西欧の風習を強制し、彼らのあごひげを切らせると同時に、従わない者にはひげ税を徴収した>という解説がついている。そしてこの絵のはさみのところには<羊の毛を刈るためのはさみ>だと書かれている。 ウィキペディア - ピョートル1世 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94.. <ピョートル1世(ロシア語表記:Пётр I Алексеевич;ラテン文字表記の例:Pyot

    endo_5501
    endo_5501 2009/12/27
    「ピョートル大帝はたいへん器用で、外科医・歯医者の診療技術も多少マスターしていた。病気にかかった側近たちは、彼が手術道具を持って現れることを何より怖がった 」それは嫌だ。中世の外科、それも上司。最悪だ
  • 市場とは「自分の欲しいものにしかカネを出さない人の集まり」である - モジログ

    市場とは、「自分の欲しいものにしかカネを出さない人の集まり」である。お情けでカネを恵んでくれる人などどこにもいない。 この「自分の欲しいものにしかカネを出さない」という「真剣勝負」が、市場の質である。スポーツの試合と同様、それが「真剣勝負」だからこそ、みんなが欲しがるもの、必要としているものは何かを考え、いい商品やサービスを作ろうと努力する。そこから富や価値が生まれてくるのだ。 この「真剣勝負」は、「弱者救済」とは相容れないものだ。スポーツの試合で、相手に譲っていたら試合にならないのと同じだ。市場は「真剣勝負」の場であり、「自分の欲しいものにしかカネを出さない」というシビアな態度こそが「公正(フェア)」なのであって、それが富や価値を生み出す。 社会を成立させる上で「弱者救済」はもちろん必要だが、それは市場という「真剣勝負」の場にはそぐわない。市場の外でやるべきなのだ。 いまの日の問題は

  • 移動式の1人用カプセルホテル「Sleepbox」 - モジログ

    昨日の「Vertical Bed」につづき「眠り」ネタで。 Dezeen - Sleepbox by Arch Group http://www.dezeen.com/2009/11/10/sleepbox-by-arch-group/ ロシアの建築家チーム「Arch Group」による「Sleepbox」。 いわば移動式の1人用カプセルホテルで、空港や駅、大規模展示場などに設置することを想定して作られている。 空港や駅で待ち時間が長いときや、どうしても疲れているときなど、イスや床の上で寝るよりも、安全かつ快適に寝られる。電源やネット接続もあるので、仕事もしやすい。 ただ寝るだけのためにホテルを取ったり、ホテルまで往復する余裕がないという場合や、1~2時間だけ仮眠を取りたいといった場合には特に良さそうだ。利用者がこの箱から出たら、シーツなどは自動で切り替わるというスグレモノらしい。 警備の

  • 「法学的思考」と「経済学的思考」 - モジログ

    日経ビジネスオンライン - 最低賃金の引き上げが失業者増やす? 民主党の経済政策を点検する(5) http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091001/205995/ 最低賃金引き上げをはじめとする規制強化について、次のように書かれている。 <しかし、働く人の労働条件を向上させるための規制強化については、これらの政策を現在のような経済情勢下で実施した場合には、かえって雇用情勢が悪化すると危惧する経済学者、エコノミストは少なくありません。これは、雇用政策を巡って、法学者と経済学者でしばしば意見の相違がみられる点でもあります>。 <労働法学者と労働経済学者のコラボレーションである『雇用社会の法と経済』(荒木尚志・大内伸哉、大竹文雄、神林龍編、有斐閣)の巻末座談会の中で、清家篤慶應義塾大学教授は、法学的思考と経済学的思考について「労働法学者

  • 友達の家のようなベルリンの新ホテル「The Michelberger Hotel」 - モジログ

    Dezeen - The Michelberger Hotel by Werner Aisslinger http://www.dezeen.com/2009/09/09/the-michelberger-hotel-by-werner-aisslinger/ 9月9日にベルリンにオープンしたばかりのホテル「The Michelberger Hotel」が紹介されている。内装を手がけたデザイナーはWerner Aisslinger。 「友達の家に泊まるような感じ」と紹介されているが、まさにそんな感じだ。 明るくスッキリしていて、ホテルっぽいゴージャス感がないのが逆にいい。いわゆる「デザインホテル」ほど気張った感じもしないので、リラックスできそうだ。 建物は工場をリノベーションしているそうで、内装にも安い素材をうまく生かしたり、地元のフリマで入手したものなどを活用しているようだ。ホテルのオー

    endo_5501
    endo_5501 2009/09/11
    ああ、これは良い感じの部屋だ。もし、旅行先にこんなホテルがあるのなら是非泊まりたい
  • 官僚を「公営シンクタンク」として使う、日本の安上がりな政治システム - モジログ

    JBpress - 下野する高級官僚は何処へ? 政権交代と日版「回転ドア」(2009年09月01日 博雅) http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1615 <2009年8月30日の総選挙で民主党が圧勝し、政権交代が間近に迫った。政策の立案・運営面では、政治的中立の官僚を政府が「お抱え」で活用してきた国の「形」が、多少なりとも変わりそうだ。「官僚制度の打破」「天下りの禁止」といったお題目の下、政策立案の現場に政治家や政治色の強いスタッフが順次投入されていくのは間違いない>。 <まず、これまでの日の高級官僚制度を大まかに整理してみたい。政策立案・運営能力のある優秀な人材を国民が税金で雇い、安定的に活用しようとするものである。批判を浴びているが、天下りとは人材が固定化して政策が硬直化する事態を回避し、且つ官僚の引退後の生活を保障することで、骨身を惜しまず不