【塩田潮】図書館改革が全国で話題を呼んでいます。取り組もうと思った理由は。 【樋渡啓祐(佐賀県武雄市長)】僕は図書館が嫌いだったんです。入ったら、尿意と便意をもよおす。しゃべると怒られる。何でそんなに緊張を強いられなければならないのかと思っていた。その上、閉まっている時間が長い。夕方6時に閉まっていたら、仕事を持つ普通の人はあまり行けません。みんなに開放して、居心地のいい空間をつくりたい、そのためにとことん図書館のあり方を変えたいと考えていました。 そんなとき、2年前にテレビ東京の番組「カンブリア宮殿・村上龍の経済トークライブ」で、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの増田宗昭社長と東京の代官山の蔦屋書店の特集を見ました。それで代官山の蔦屋書店に飛んでいった。そのとき、たまたま増田社長が路上にたたずんでいたので、「図書館をお願いします」と言ったら、「承りました」と言っ
![「政策は商品。市民はお客さん。スピードは最大の付加価値」 -樋渡啓祐(佐賀県・武雄市長)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4c6817179f8dd9c93aa3c9d5b09342acced4611a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2F4%2F1200wm%2Fimg_c41a2da2a9181ad92800bb9ef2fbbb8915484.jpg)