景気回復がいまだに実現しない昨今、世の中の企業はさまざまな工夫をこらして“儲けが出るビジネスモデル”を考え出している。その仕組みに思わず納得してしまうものもあれば、一方で、「知らないほうがよかった……」と後悔してしまうものだってある。各業界をよく知る人物たちへの徹底取材をもとに、そんな知られざる“儲けのカラクリ”に迫った! 【牛乳】牛乳の管理コストを大幅にカットできる加工乳はドル箱商品 牛乳業界ではここ数年、従来の牛乳より格安な「第三の牛乳」が売れている。その儲けのカラクリについて、調達・物流コンサルタントの坂口孝則氏が説明する。 「『第三の牛乳』は正確には加工乳と呼ばれ、生乳にバターやクリーム、脱脂粉乳などを溶かした“還元牛乳”が成分の約8割を占めています。この還元牛乳は生乳に比べて原価が安いので、低価格が実現できているのです」 生乳の価格は加工用と飲用で異なり、前者は3割近く割安だ。ま
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