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【ワタミ復活は遠い】事業計画に足りないもの – アゴラ
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【ワタミ復活は遠い】事業計画に足りないもの – アゴラ
今月初旬、居酒屋大手ワタミの決算発表がありました。2014年に起きた様々な問題から歩を進め、少しずつ... 今月初旬、居酒屋大手ワタミの決算発表がありました。2014年に起きた様々な問題から歩を進め、少しずつ客足が戻ってきています。しかし、決算発表と同時に出された説明会資料を読み込むと、どうやら本格的な復活を遂げるための重要な視点が欠落しているようです。 決算状況と今期の戦略 こうした状況を踏まえ、2016年度の事業戦略と打ち出しているのが、コスト構造の変革と既存店の業態変換です。国内外食事業の85%を占める総合居酒屋を「ダイニングレストラン」「専門居酒屋」「食堂・カフェ」そして、「低価格居酒屋」の4つの業態へと振り分け、ニーズの多様性に応えようとしています。しかし、こうしたニーズ別にブランドを持つことには大きな落とし穴が潜んでいます。 複数ブランド展開に潜む2つのリスク 1つめは、チェーン展開で拡大とともに事業成果を左右する「共通コスト」。今や5万店をゆうに超えるコンビニエンスストアがチェーン