非情 ｏｒ 温情？ - 在米スポーツライターの独り言

ＬＡを拠点にメジャーリーグを中心に取材活動をしている菊地靖というものです。取材裏話を含め、日々の出来事を紹介しています。 そして月曜日にヒューストンに移動し、再びアストロズの取材に戻ってきたのですが、すでに日本でも報じられているように、シーズン残り２週間というこの時期にクーパー監督が解任されました。監督がシーズン途中で解任されたのは、今シーズン４人目のことです。 もちろんアメリカのプロスポーツでは、シーズン途中での監督解任は決して珍しいことではありません。そういった措置を日本では“非情”という言葉で形容することがありますが、果たしてそうなのでしょうか？ 一般サラリーマンの場合、突然解雇されてしまえば、その後の補償は基本的に何もなく、明らかに“非情”だと思います。ですが解雇された監督の場合、基本的に彼らが契約した給与に関しては補償されるのです。 つまり今回のクーパー監督の場合、今年４月

[rajendra]

「給与の補償」と「働く場所の保障」のどちらが、より当人に好まれるのか。