滝本竜彦『綾波忘却計画』 / にじ魂

滝本竜彦『綾波忘却計画』が面白いので全文転載します。 エヴァの放映が終了した夜、多くの青少年が絶望した。 「明日から何を楽しみに生きてゆけばよいのだろう･･････」 そしてエヴァ劇場版が上映された日、多くの青少年が心に深い傷を負った。皆、言葉にならない芒洋とした気持ちを抱えて映画館を出た。 だが一部のものは、エヴァに対するモヤモヤした感情を二次創作小説に吐き出して、自分の気持ちに折り合いをつけようとした。こうして一九九七年、空前のエヴァ小説ブームが到来した。当時ネットに存在していたエヴァ小説サイトはその数、数百とも数千とも噂されていた。その巨大コミュニティーの片隅に、僕のホームページも存在した。メインコンテンツは恋愛小説。ヒロインは綾波、そして主人公は『僕』の、脳がとろけるラブストーリー･･････。 僕はこたつに座って薄ら笑いを浮かべ、精神が腐るような妄想小説を書いた。大学一

[narukami]

「アパートに遊びに来た女性と二人きりになった夜も、僕はテレビでエヴァを観た。背後に人間女性がいると緊張したが、体育座りでエヴァを観ていると心が落ち着いた。」

[shimomurayoshiko]

滝本竜彦『綾波忘却計画』

[akihiko810]

ひきこもり界のカリスマ、滝本竜彦の脳内エヴァンゲリオン。＞「さよなら、竜彦君。あなたは死なないわ。私が守るもの」

[webmarksjp]

アニメ

[makaronisan]

泣いた。

[Muichkine]

引用はほんと天才的なテキストだ。新エヴァは、エヴァを消費しきれないと思っていたのに消費しきれてしまった人たちに何を与えてくれるんだろうか。本当に繰り返すしか無かったのだろうか。あとさいたま舐めんな！

[Toku]

滝本も書いていたエヴァ小説の群れはネットを始めたての頃にその存在を知った。

[p_shirokuma]

　綾波と、とある痛いオタクとの出会いと別れ(しかし、空から綾波は彼をみつめている)

[seamlessbias]

かつて大事にしていたものをこうして忘れていく。なにもかも。

[Erlkonig]

タ……タッキー！

[fellows]

さよなら、青い汎用人型決戦兵器。