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ラフマニノフ/ヴァイオリンとピアノのためのロマンス イ短調(1889?) : 知られざる佳曲
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ブログネタ:クラシック に参加中! この夏、イギリスのレーベルSignum Classics からラフマニノフのヴ... ブログネタ:クラシック に参加中! この夏、イギリスのレーベルSignum Classics からラフマニノフのヴァイオリンとピアノのためのロマンス(Romance for violin and piano)ニ短調が世界初録音され、リリースされた。 今まで筆者も全く聴いたことがなく、殆ど未知だったといっても良いくらいの作品である。 昨年の記事で紹介した「フーガ ニ短調」と「管弦楽組曲 ニ短調(ピアノ独奏版)」の2曲に続く、ラフマニノフの「新曲」である。 やや感傷に過ぎる、けだるいアンダンテ・カンタービレだが、作曲家がこの時代に多く書いたロマンスの一曲としてそれほど引けをとる作品ではない*。宇田川杰子(Udagawa, ?- )のヴァイオリンとリフシッツ(Лифшиц/Lifschitz, 1976- )のピアノもよく合っている。 余談だが、宇田川の高祖父は大老井伊直弼(Ii, 1815-1