「ひとり」でいるという贅沢 : ゆっちのアラサー独身まっしぐら

仲の良い友人の部屋の契約が、来月末で切れるらしい。 近所に飲み友達が欲しい私は、「うちの近くに引っ越してきなよ〜、むしろ一緒に住んでもいいよ！」と猛プッシュ。しかし、彼女はこんな一言を私に放った。 「私、絶対あんたとは住めない」 私が非情な人間というわけでなく、彼女が私のペースに合わせられないというのだ。 一人暮らしをして半年が経つ。 実家では一切家事などしたことがなかった私だが、一人で暮らしている以上、家事を全くしないということは不可能に近い。 着る服がなくなれば洗濯機を回さなくてはならないし、毎日コンビニの朝ご飯を食べていては体の調子が悪くなる。どんなに簡単なものでも、自分の手を加えることを意識する。 そんな風に暮らしてきて、自分は案外生活力があるのだということに最近気付いた。 しかし、そこが問題なのである。 友人は、私がお風呂に入る度ごとに排水溝の髪の毛を取り、お風呂場の水滴をバスタ