majestic blue：z-net blog:オシム雑感 形式知と暗黙知／非線形型のサッカー

「形式知」と「暗黙知」オシム監督「わたしは選手に完全な自由を与えている。ピッチの上で監督が何をいうか待っていたら試合に負けてしまう。待っている選手ならいらない。サッカーは自分でプレーするもの。対戦相手は待ってくれない」巻誠一郎選手（千葉）「オシムから言われる指示？ 試合はピッチに出たらやるのは選手。だから自分たちで考えて自分たちでプレーするのがいちばん大切なことだと。監督がピッチに入って指示を出せるわけではないから。」 こういった発言も戦術至上主義者のトルシエの後なら違和感を覚えるかもしれないが、ジーコを経た現在ならもう特別珍しいとは感じないだろう。 ワンプレーごとに監督からコーチ経由でサインが送られる野球や、攻守が細かく分業化されたアメフトと違って、もっとも適切なプレーを選手自身の頭脳で自主判断しなければいけないのがサッカーというスポーツである。 「形式知」と「暗黙知」という概念がある。