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[徳力] 情報の文明学 (梅棹忠夫)
「情報の文明学」は、「情報産業」という言葉の名づけ親として知られる梅棹忠夫氏の書籍です。 欲望のメ... 「情報の文明学」は、「情報産業」という言葉の名づけ親として知られる梅棹忠夫氏の書籍です。 欲望のメディアの話をしている際に藤代さんに勧められたので買ってみました。 書評抜き読書メモを公開させて頂きます。 40年も前に書かれた論文を中心に構成された本らしいのですが、今読んでもその本質自体は大きく変わっていないことに驚きを感じる本です。 特に個人的には、「一般に、情報産業の提供する商品を、買い手は、その内容をしりもしないで、先に金をだして買うのである」や、「情報氾濫の時代になればなるほど、情報の情報が要求される」というあたりにインターネットにおける情報産業の課題や可能性を改めて感じました。 現在起こっているネットによるメディアのパラダイムシフトの本質を、一度一歩引いて考えてみたいという方には非常に刺激のある本なのではないかと思います。 【読書メモ】 ■ラジオもテレビも放送してしまえばおしまいだ