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【書評】峯尾耕平 『松本人志は夏目漱石である!』 / 松永英明 「関西人として言わせてもらえば、その対比には賛同しがたい」【Book Japan】
○前置き:関西人の視点から 最初にレビュワー自身の自分語りをさせていただくことをお許しいただきたい... ○前置き:関西人の視点から 最初にレビュワー自身の自分語りをさせていただくことをお許しいただきたい。というのも、本書の書評として辛辣な意見を書かせていただく以上、その背景を明らかにしておく必要があるからだ。 私は奈良県に生まれ育ち、大阪泉州の学校に通い、難波の予備校を経て京都に下宿して大学に通った人間だ。つまり、二十数年間を関西圏で過ごしてきた関西人である。「笑都」大阪の番組を見て育ち、吉本新喜劇を見ては椅子から転げ落ちてきた。ボケ・ツッコミ・ノリツッコミはコミュニケーションの一環だ。 1986年の心斎橋筋二丁目劇場オープンは、私のお笑い鑑賞歴においても画期的なターニングポイントである。ダウンタウンを初めとする二丁目軍団(今田耕司・東野幸治、ハイヒール、非常階段、ホンコンマカオ、130R、メンバメイコボルスミ11、三角公園USA……)が大阪のお笑いにもたらした大旋風が、当時高校生の私を直撃
2010/12/22 リンク