駐車場業界 実態は不動産デベロッパーの自動車関連ビジネス | Bizトピックス | キャリコネ

コインパーキングは今や、すっかり日本の風景に溶け込んでいる。街角で、道路標識よりもずっと目につく黄色や緑や赤の原色の看板。ビルの谷間でも住宅地でも見かけない場所は少ない。 このビジネスがブレイクしたのは2006年6月1日の道路交通法改正がきっかけだ。駐車違反取り締まりの民間委託が始まり、違法駐車への締め付けが厳しくなった。これをメディアは連日のように報道した。 その頃、三大都市圏では、ちょうど「不動産ミニバブル」の時代。初期投資が少なくて済み、狭い土地でも収益が出て有効活用できると脚光を浴び、不動産業界を中心に新規参入が相次いだ。 当時はサービス競争も華やかで、駐車場完備の入浴施設ならぬ「入浴施設付き大型駐車場」という、ユニークなものも出現した。 あれから6年がたった。当時、急成長すると思われたが、市場規模は2000億円の手前で足踏みしている。2006年の駐車違反の罰則強化による需要押し上