私のささやかな「人文学」 - みちくさのみち（旧）

ところで「人文学」というのは結局何なのだろうか――と、この半年くらい（正確にはもうちょっと長い間）考えている。 「人文学」という言葉の由来については、私自身、過去に気になって語誌を辿ってみたことがあるのだが、1920年代には「人文学」は「地文学」に対応する言葉…学問領域でいうと、今でいう「人文地理学」とほぼ同義で用いられていたらしい。 「人文」については、「文化」という訳語が成立する前の単語という見方もできる。大正時代に「文化」という単語がはやったというのは割と色んな本に書いてある事柄だが、「文化」に相当する語として、明治から「人文」が使われていた。 西周が書き、山本覚馬が発行した『百一新論』には、「人文ノマダ十分ニ開ケナイ間ニハ法トモ教トモ就カヌ交セ混セナ事デモ甘ク治マル者デゴザルガ」（『百一新論』十六丁裏。近デジ）という一節があるが、これなどはむしろ「文明」の意味っぽい。ちなみに、『百

[contractio]

これはひどい。「『人文学と制度』という本が教えてくれるところによれば、…「人文科学」の語は、ミシェル・フーコーの『言葉と物』の副題に用いられて以降使われるようになったという指摘がある」

[egamiday2009]

　まさかのあまちゃん話。

[Guro]

（横浜の中央図書館が自然科学・社会科学・人文科学と銘打つフロアに分かれていて、え？ってなったのを思い出した。関係ないけど。）

[kzakza]

あまちゃんのサウントトラック2が出ることをまさかこのエントリで知ることになろうとは・・・。

[wackunnpapa]

虚心坦懐と評すべきか。

[otani0083]

"持っている知識を総動員してテクストにあたること…は、やはり「読む」ことの、一つの洗練された形なのだと思う。これが現時点での、という留保つきだけれど私にとっての人文学理解だ。"