親も人の子「子どもの心のコーチング」

自分の親業を再確認する読書と相成った。 実用書を読む理由は二つある。ひとつは、知らないことを知るためで、もうひとつは、知っていることを確認するため。本書は後者に値し、わたしの子育てがコーチング手法に沿っていることが分かった。やり方がよければ「よい子」が育つとは限らないが、（そもそも"よい子"という言葉の胡散臭さは承知の上）、自分で考え・生きていける大人になるための手助けにはなる。本書は、まさにそのための良書。読者に問いかけるような章タイトルで、思わず「答え」を知りたくなり、先を促す仕掛けになっている。たとえば、こんな感じ。 子どもが朝起きるのは誰の仕事? 「人の役に立つ喜び」をどうやって教えるか? どうやって「愛すること」を教えるか? 最初の問いかけは、親子の共依存を的確に示している。「起してもらう」子どもが母親に依存していることは明白だが、この問題はむしろ母親。「子どもを遅刻させたくない

[tweakk]

ちょっとした目鱗。「「いい子だね」とか「えらいぞ」というほめ言葉ではなく、子どもが手伝ってくれたことを感謝して、喜ぶのが「正解」」

[mokkei1978]

"自分で考え・生きていける大人になるための手助けにはなる。本書は、まさにそのための良書。"

[fgta9]

”最初の問いかけは、親子の共依存を的確に示している。「起してもらう」子どもが母親に依存していることは明白だが、この問題はむしろ母親。”

[yoshi84]

色々と示唆に富む内容。最後の部分で言及されてるように、パートナー同士がお互いに話し合いながら、そこに子供本人も加える形で物事を考えることが大事。誰か個人の問題だけではないということ。