宿題を終わらせる『論理哲学論考』

ようやく読めた。岩波青で適わなかった宿題が、やっとできた。新訳はとても読みやすく、かつ、驚くだろうが理に適ったことに、横組みなのだ。 そもそもこれは、どういう本なのか、なぜこれが20世紀最大の哲学書なのか、そして、ずっとたどり着けなかったラストが、なぜ「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」で終わっているのかが、わかった。わたしが難しく考えすぎていたんだ。 これは、数学なんだ。 哲学的なことについて書かれてきたことの大部分は、意味がないという。なぜなら、「哲学的なことについて書かれてきたこと」は、言語を使っているから。プラトン以来、西洋哲学の歴史は、言語の論理を理解していないことによるナンセンスな言説の積み重ねなんだと。なぜなら、「言語の論理を日常生活から直接引き出すことは、人間にはできない（No.4.002）」から。 このあたりの説明は、本書の冒頭にある野家啓一「高校生のための『論

[snowdrop386]

大学の授業でやった論理学(実は文中に出てくる戸田山先生の講義)はまさに数学だったなあ。

[Totty-Totty]

宿題を終わらせる『論理哲学論考』 　ようやく読めた。岩波青で適わなかった宿題が、やっとできた。新訳はとても読みやすく、かつ、驚くだろうが理に適ったことに、横組みなのだ。 Tags: from Pocket February 03, 2014 at 12:27PM vi

[kirakking]

そろそろ「論理哲学論考を読む」を読もうかな。僕もここまで理解したい。

[dododod]

”ラストが、なぜ「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」で終わっているのかが、わかった。””これは、数学なんだ。”

[tal9]

ほほう｜“新訳はとても読みやすく、かつ、驚くだろうが理に適ったことに、横組み”

[TakayukiN627]

学問のOSである論理学、この辺りは戸田山和久『論理学をつくる』から攻めるつもり。

[arixatos]

う〜ん。よく分からない…

[takahiro_kihara]

"中二病は治りそうもない。"旧訳との比較があっても?個人的には、古本屋で見かけたら考える。

[komochishisyamo]

ラッセルとかゲーデルとかその時代背景も含めて読むと理解は深まるよ。

[kuroi122]

数学ですね

[timetrain]

この人でもこんなに苦戦するなら自分じゃまだ無理だ

[kenzy_n]

奥深い

[keloinwell]

読んでみようかな。自分もウィトゲンシュタインは挑んで挫折した口。