「フェミニストはいつフェミニストでなくなるか？」 by ポーラ・ライト - 道徳的動物日記

www.psychologytoday.com 今回紹介するのは、ポーラ・ライトの「フェミニストはいつフェミニストでなくなるか？（When is a Feminist Not a Feminist?）」という記事。タイトルからは分かりづらいが、「家父長制」の存在を主張したり、社会構築主義的な主張をするタイプのフェミニズムを批判する記事である。 記事の先頭に付いている紹介によると、著者のポーラ・ライトは、進化生物学・心理学・人類学・生態学の観点からエビデンスに基づいてセックスとジェンダーを分析している独立研究者である。彼女は自分の研究を「ダーウィン主義的ジェンダー研究」と呼んでいて、彼女のブログのタイトルも「Darwinian Gender Studies」である。 porlawright.wordpress.com 記事内では参考リンクが数多く貼られているのが、煩雑になるのを避けて、翻訳の

[DavitRice]

セルクマ

[crowserpent]

唐突に出てくるトランスジェンダーバッシングが理解に苦しむ。家父長制概念の妥当性の検証自体はともかく、それを安直な自然論法で論じられても説得力は無いなぁ。

[Ta-nishi]

"平等主義による平等の追求は、フェミニズムとは別物である"私もこれに気付いたから、フェミニズムを支持することをやめたんだよな。

[KoshianX]

なるほど、この手の問題は日本だけでもないのだな。「良識のある人論法」はそこかしこで見られる悪質なやり口だよなあ。

[VoQn]

“私のように、フェミニズムの論理的矛盾やフェミニズムに忍び寄る全体主義を指摘する女性は反フェミニストであり反女性であるとのラベルを貼られてしまう”

[fuyu77]

「家父長制」は確かに問題のある概念だけれど、流石にこの論考は進化生物学をナイーヴに適用し過ぎでは。ここまであからさまなトランスジェンダー差別を容認する理論にはついて行けなさを感じる。

[tick2tack]

特に前半はフェミ論議参加者全員に読んでほしい文章。自由と平等の違い（あるいは応援団と裁判官の違い）。日本での家父長制の説明の少なさは大きな問題と思う。初期はmale chauvinismが使われてたことなど知られるべき

[sillyfish]

性差についての社会構築主義は「生物学的に見える差異は構築されていた」だけじゃなくて「ある生物学的性質が社会的役割を決定するのに有意味なものとされるのが構築的」という議論をするくらいの狡猾さはあるけれど

[h5dhn9k]

“他の動物と比べて際立って無力な乳幼児や先例が無いほど長い幼年期を持つ生物種である人間にとっての、エレガントで実際的な解決策なのだ。”/フェミニズムの循環論法がLGBTに対する差別になってるという皮肉だろ

[tombi_dagaya]

Paula Wright"When is a Feminist Not a Feminist?"

[watermaze]

結局フェミニズムも千年王国の類なわけだが、フェミニストの少なくとも学者や研究者はそのことを自覚するだけの知性があるはずだが。