坂のある非風景 本棚を晒さない

本棚を見てみたいというトラックバックが詩のサイトの方にきた。心揺々として戸惑ひ易く - 本棚を晒す 夢を語るのは裸になることよね、金井美恵子。本棚を晒すことは、夜見た夢を語るのとおなじで、裸になるよりも恥ずかしいことだと、その他の人からも聞いたことがある。そういう観点からは、もちろん白昼に、目覚めていて見ている夢のほうがはるかに恥ずかしい。本棚は、その、昼間に見ている夢に属する。 私の感性や知性が無防備にも反射されている書架。それどころではない。さらに本棚は防御なのだし、防御によってさらにあからさまな弱点をさらけ出す。理論で武装する者は理論が弱点であり、知識で武装する者は知識に弱い。 しかし、書物とは美しい形式である。ただ並べられ、読まれなければ読まれないほど。 あなたといっしょになれば、この本棚がわたしのものになるんだって思った、と女は言った。女は、書棚と結ばれようとしていたのか。書棚を

[padma37]

ちょっと泣きたくなった。

[lsty]

これはまだ書名が読める。

[inmymemory]

さすがはid:freezingさん。一捻りした名文