政治哲学 I

講義シラバス 第一講：政治哲学は可能か？ 第二講：「知」とは何か 第三講：言葉と学問 第四講：言葉と政治 第五講：古代ギリシアにおける政治の発見 第六講：プラトンの呪縛 第七講：近代の「政治」・「哲学」へ ～techneとしての政治学？ 第八講：宗教改革：非政治思想の意図せざる政治的な帰結 第九講：近代の「政治」・「哲学」へ ～epistemeとしての政治学？ 第十講：ホッブズ問題(1) 第十一講：ホッブズ問題(2) 第十二講：ホッブズ問題(3) 第十三講：正義を考える 第十四講：現代正義論 萩原研究会ホームページに戻る 第一講 政治哲学は可能か？ 1) 学問としての政治哲学？ 政治哲学は「われわれは何をなすべきか」という問題に答えるものか。また、それを教えることは可能か。 ウェーバー的意味で不可能である。 トルストイはいう、「学問は無意味な存在である、なぜならそれはわれわれにとってもっと