原因たんぱく特定、新薬期待＝閉経後の骨粗しょう症―慶大など – ガジェット通信

女性が年を取り月経がなくなった後、骨粗しょう症にかかりやすくなる原因のたんぱく質を特定したと、慶応大や福島県立医科大などの国際研究チームが発表した。このたんぱく質の働きを妨げる物質が新治療薬になる可能性があるという。論文は１０日以降に米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。 骨は骨芽細胞で作られ、破骨細胞に吸収されることを繰り返して維持されている。女性が５０歳前後で閉経すると、破骨細胞だけ活性化してバランスが崩れ、骨粗しょう症にかかりやすくなるが、仕組みは不明だった。 慶応大医学部の宮本健史特任准教授らはマウスの実験で、閉経して卵巣から女性ホルモン「エストロゲン」がほとんど分泌されない状態になると、破骨細胞にあるたんぱく質「ＨＩＦ１α」が安定化し、骨の吸収作用が強まることを発見した。 破骨細胞に「ＨＩＦ１α」がないマウスを遺伝子操作で生み出したところ、エストロゲンが欠乏しても破骨細胞の活性

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破骨細胞(；´Д｀)