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春田晴郎(東海大学文化社会学部アジア学科/文学部アジア文明学科教員)の非公式ブログです。 学科の紹... 春田晴郎(東海大学文化社会学部アジア学科/文学部アジア文明学科教員)の非公式ブログです。 学科の紹介や学問のことなどを中心につづっていきます。 出光美術館「オリエントの美術」の星座絵で、イスラーム時代の星座絵に触れました。 イスラーム天文学の星座絵で最も有名なのは、10世紀のアッ=スーフィーが著した『星座の書』(キターブ・スワル・アル=カワーキブ)でしょう。イスラーム世界、どこにでも写本があるのでは、と思うくらい、各地の博物館・図書館などでよく目にします。(偶像表現があまりされない地域では、星座絵はその制限を破れるものとして貴重だったのかもしれません。) 『星座の書』は2世紀のプトレマイオス『アルマゲスト』の恒星表を拡大したような本ですが、スーフィーの偉大なところは彼は星の民俗学者でもあったことで、アラビア半島などに伝わるローカルな星名を併せて記述していることの重要性は強調しすぎるというこ
2013/04/11 リンク