＜東日本大震災＞八女仏壇を被災地に 職人が鎮魂込め手作り （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

仏壇の産地、福岡県八女市の八女福島仏壇仏具協同組合（井ノ口敬三理事長）が、手作りの仏壇２０基を東日本大震災の被災地に贈る。「お正月を一緒に迎えてほしい」（同組合）と急ピッチで作りながらも、国指定の伝統的工芸品産地としての誇りにかけ、手間を惜しまず丁寧に仕上げた。今月末にも発送する。きっかけは、被災地から届いた一通のメールだった。 「仏壇５００基を提供していただけないか」。組合に９月下旬、そんなメールが届いた。送信者は宮城県塩釜市に拠点を置く市民団体「センダイ交流団」だった。津波で何もかも流された被災地では、犠牲者の位牌（いはい）を安置する仏壇も不足していた。 だが、八女福島の仏壇は手仕事の「総合芸術」。蒔絵（まきえ）や屋根の彫刻「宮殿（くうでん）」、金具など各工程ごとに分業で、それぞれが職人の手仕事で成り立っている。「大量生産はできない」と要請には応えられなかった。それでも「自分たちの

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