ピープル：第６１回県美術展覧会大賞を受賞した、稲毛健蔵さん ／佐賀 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

◇無限の時間と空間表現−−県展大賞を受賞した稲毛健蔵さん（６５）＝唐津市浜玉町 「地動説」をタイトルにした作品で洋画部門への応募を続け、今回３度目の知事賞受賞。同時に各部門知事賞の中から１点を選出する最高賞の大賞に輝いた。「自分の世界が認められた」と喜ぶ。 作品は６月から３カ月かけて制作した。天体をテーマにした幻想的な作品で、透明感のあるボタンの花の表現など、完成度の高さが評価された。 「天文学が好きで学生時代に多くの本を読んだ。その影響で絵の世界で無限の時間と空間を表現できないかと思ったのが始まり」と地動説シリーズのきっかけを話す。「浮遊する空間、いわゆる宇宙の中で人間は限りある時間しか持てない。そんな自然と人間の関係を表現したかった」と説明した。 ２０歳で家業の養蜂業の世界に入り、２代目を継いだ。忙しい仕事の合間にも車庫を利用したアトリエに入り絵筆を手にする執着心は人並みはずれ

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ピープル：第６１回県美術展覧会大賞を受賞した、稲毛健蔵さん　／佐賀