2年目の年賀状に思い交錯＝「つながり途絶えるの寂しい」―被災3県 （時事通信） - Yahoo!ニュース

東日本大震災から2度目の年の瀬を迎えた被災地。仮設住宅での暮らしを余儀なくされている被災者は、来年の年賀状の扱いに苦慮している。「新年を祝う気になれない」「つながりが途絶えるのは寂しい」。さまざまな思いが交錯する中、「おめでとう」の言葉を避けるなど工夫をし、知人らに感謝の気持ちや無事を伝える人もいる。 岩手県大船渡市の有田さつきさん（41）は喪が明けた今年、心配してくれた知人のためにはがきを用意した。ただ、家族を亡くした家には「元気です」と書きづらいといい、文面には気を使う。同市の自宅を失い仙台市に移り住んだ主婦の女性（65）も、「心からおめでとうとは言えない」と心情を吐露。「今年もよろしく」とだけ書いたはがきを身内数人に送った。 宮城県七ケ浜町の渡辺佐知子さん（42）には今年、友人からの年賀状が届かなかった。「仮設の住所が分からなかったのかも」。自宅もろとも名簿も流され、「このまま連

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