12年の百貨店売上高、16年ぶりプラス＝震災の反動、衣料品堅調 （時事通信） - Yahoo!ニュース

日本百貨店協会が17日発表した2012年の全国百貨店売上高は6兆1453億円と既存店ベースで前年比0．3％増となった。プラスとなるのは1996年（1．8％増）以来、16年ぶり。東日本大震災の反動による増加に加え、衣料品が堅調だったことが主な要因だ。 百貨店業界は、駅ビル内の商業施設など他業態との競争が激化しているが、プラスに転じたことについて百貨店協会は「本物志向の高まりなど消費者のマインド変化もある」と分析している。 商品別に見ると、主力の衣料品は高機能商品の売れ行きが好調で0．6％増と16年ぶりに前年を上回った。化粧品など雑貨も1．0％増。半面、食料品は0．4％減だった。 都市別では、復興需要が続く仙台（7．7％増）や東京（2．1％増）、神戸（1．4％増）などは売り上げ増を確保したが、福岡（1．8％減）、大阪（0．8％減）などは前年割れとなり、明暗が分かれた。

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12年の百貨店売上高、16年ぶりプラス＝震災の反動、衣料品堅調