平成２４年の出版物販売額、２６年ぶりの１兆８千億円割れ （産経新聞） - Yahoo!ニュース

出版科学研究所（東京都新宿区）は２５日、平成２４年の出版物（書籍・雑誌）の推定販売金額について前年比３・６％減の１兆７３９８億円だったと発表した。８年連続の減少で、昭和６１年以来、２６年ぶりに１兆８千億円を割り込んだ。 販売金額の内訳は、書籍が同２・３％減の８０１３億円、雑誌が同４・７％減の９３８５億円。書籍は６年連続、雑誌は１５年連続の前年割れとなり、出版市場の厳しさを示す結果となった。 書籍では、ミリオンセラーがエッセイスト、阿川佐和子さんの「聞く力−心をひらく３５のヒント」（文春新書）の１点だけだったことに加え、安価な文庫本に需要が流れたことが、販売額の減少につながった。雑誌でも、特に若い世代がスマートフォン（高機能携帯電話）で情報を得るようになり、付録付きの雑誌で以前よりヒットが出なくなったことが影響した。

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【産経新聞】 平成２４年の出版物販売額、２６年ぶりの１兆８千億円割れ（産経新聞）