英ＥＵ離脱問題 「５０条」発動時期争い…解釈めぐり交渉の「入り口」さえ五里霧中 （産経新聞） - Yahoo!ニュース

英国のＥＵ離脱問題で、離脱の手続きを定めたＥＵ基本条約（リスボン条約）５０条に注目が集まっている。条文では、英国が離脱する意思を通知してはじめて交渉が開始されると読み取れるが、英国側が通知を先送りする方針を示したからだ。簡素な条文が交渉の「入り口」さえ見通せない混迷の一因となっている。 キャメロン英首相は国民投票で離脱が決まった２４日、辞意を表明し、離脱交渉は新首相の下で行うべきだと主張した。２７日には、現政権で離脱通告はしないと語った。英与党が新党首を選ぶ９月まで正式交渉に入れないことになる。 ５０条には「脱退を決めた国が意思を通知する」とだけ記されている。このため、欧州理事会側は英国の通知を待つ方針だが、英国の先延ばしが続けば、ＥＵ側から条文解釈の見直しを迫る声が上がりかねない。 オズボーン英財務相は２７日、「英国だけが５０条を発動できる」と主導権を強調。これに対し、フランスのオ

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