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叔父の死
02/3/7 叔 父 の 死 すでに亡い母の弟、私にとっての叔父が亡くなった。大正5年生まれ、85歳であ... 02/3/7 叔 父 の 死 すでに亡い母の弟、私にとっての叔父が亡くなった。大正5年生まれ、85歳であった。この世代の人としては、珍しく自由人として生きた叔父の生涯を、少し話してみたい。あまり往き来があったわけではない。遠くから伝聞していたに過ぎない。しかしその変骨の生き方を、書き留めておきたいのである。「変骨」という言葉は、見たことがあるように思うのだが、辞書にはないようだ。反骨とも偏屈とも言えない性格を、変骨と表現して書きたいのである。 医者嫌いであった。年老いて、病気がちになっても、医者には行かなかった。金を使わぬ生活が理想だった。どこへ行くのにも、自転車で行く。歳をとってから、日本中を自転車で旅して歩いた。宿にも金を使わない。どう凌いだのだろう。水戸のわが家を訪ねてくれると、言っていたが、果たしてくれぬうちに身体が弱った。最後には、大量の血を吐いた叔父を、見るに見かねて、叔母は病