「何とか免許を取りました。今は首都高も走れますよ」 首都高ってそんなに運転が難しいの？ : バイクと！

『コンニャク屋漂流記』 星野博美さん 著者の父方の一族は、紀州から千葉の外房に住み着いた漁師という。「コンニャク屋」は、地元でその家を 呼ぶ際に使う屋号だ。その自身のルーツを探ったノンフィクションである。 「子供の頃、漁師の知り合いが家によく飲みに来た。酒飲んじゃ、すぐ腹巻き一丁になって踊り出して 楽しいんです。周囲が高齢化し、昔の話を聞くなら今しかないと思いました」 明治３６年（１９０３年）に漁師の六男として生まれ、上京後、東京・五反田で町工場を営んだ祖父の 手記を読み、漁師一筋の７５歳の親戚に会った。共通するのは笑いのセンスがあること。自身もよく 「子供は笑うのが仕事」と言われた。それは、海と共に生きた人々が、恐怖と闘うための知恵に 根差していたと知った。 さらに、「漁師は腕一本で生き、時代や自然の動きに合わせて食う方法を考える。最後に信じられるのは 自分で、国や組織に期待しない。私の