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『Q』by 出口 治明 - HONZ
昨年はHHhH、そして今年はQ。ローマ字をタイトルにした本には、このところ傑作が多い。16世紀のヨーロッ... 昨年はHHhH、そして今年はQ。ローマ字をタイトルにした本には、このところ傑作が多い。16世紀のヨーロッパ。ローマ教会の腐敗に敢然とルターが立ち上がる。宗教改革という大きな振り子が振れ始めたのだ。しかし、振り子は行き着くところまで振れないと止まれない、という厄介な性格を持っている。ドイツでは、穏健なルターを早くも置き去りにして、農民の指導者トマス・ミュンツァーが、そしてユートピアを目指した再洗礼派のミュンスターの千年王国が燎原の火のごとく燃え盛る。もちろん、ルターとドイツ諸侯は、火消しに回る。Qは、この時代を舞台にしたとてつもなく面白い物語だ。生まれて初めて三銃士やアルセーヌ・ルパンを読んだ時のような血沸き肉躍るワクワク感が、大人をして先へ先へと読み進めさせずにはいられない。 本書は3部構成をとる。第1部は、「貨幣職人(コニアトーレ)」。コニアトーレとはトマス・ミュンツァーのことだ。主人公
2014/07/30 リンク