「まさか、ここに龍がいたなんて！」鹿島で引退を考えた遠藤康（34歳）が故郷・仙台で“あの石巻の少年”と再会…3.11がつなぐ物語（佐野美樹）

2011年、復興支援を目的に東北サッカーの普及に尽力してきた「東北人魂」。いつか、子どもたちの中からJリーガーが現れてほしい――発起人である小笠原満男らは、そんな思いを胸に活動を続けてきた。 発足から13年目の今年、当時参加していた少年の1人がついにJリーガーになった。チームメイトになる遠藤康（34歳）の証言をもとに、“再会”までの道のりを秘蔵写真と共に辿る。【全2回の2回目／前編も読む】 再び東北人魂のイベントが石巻で開催されたのは2013年の1月だった。この頃には、すでに団体の規模は大きくなっており、全国の東北出身Jリーガーたちを募って、リーグのオフ期間に被災地をいくつか回るようになっていた。そのうちの一つとして、石巻開催があった。 このイベントには、小笠原満男、今野泰幸、柴崎岳といった新旧日本代表選手を含めた総勢10人のJリーガーが参加していた。そこに、小学6年生になった菅原龍之助の

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湊出身の子なので全力で応援したい＜菅原くん／ヤスがベガルタに来てくれたからこんなストーリーに繋がった訳で