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ほかの刑事ドラマとは決定的に違う…「相棒」を名作にした寺脇康文や及川光博ではない"もうひとりの相棒" わざと後味の悪い結末にする
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ほかの刑事ドラマとは決定的に違う…「相棒」を名作にした寺脇康文や及川光博ではない"もうひとりの相棒" わざと後味の悪い結末にする
もともとは単発の2時間ドラマだった 異端的作品が続々登場して人気を集める一方で、正統派刑事ドラマの... もともとは単発の2時間ドラマだった 異端的作品が続々登場して人気を集める一方で、正統派刑事ドラマの系譜を受け継ぎつつ新たな時代のニーズにも見事に適応したのが、『相棒』(テレビ朝日系)だった。 スタートは2000年。最初は連続ドラマではなく、「土曜ワイド劇場」、つまり2時間ドラマの枠から始まった。『相棒』でも、『ケイゾク』と同じく、刑事ドラマのさまざまな要素が盛り込まれ、設定や物語において巧みに配置されているのが見て取れる。 まず、水谷豊演じる主人公である杉下右京というキャラクター自体が万華鏡のように多面体な存在だ。 東大法学部を首席で卒業し、警察庁に入ったキャリア。だが組織内の上下関係には一切無頓着で、上司であろうと間違っていると思えばまったく遠慮しない。そうした扱いづらい性格も相まって、ある事件がきっかけで「陸の孤島」と呼ばれる特命係に飛ばされた。 だが右京自身は、キャリアでありながら左