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『ハード・コア』はなぜ現代社会と重なった? 山田孝之と佐藤健が抱える空虚の正体
『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系)、『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)などのTV... 『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系)、『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)などのTV作品で近年注目を浴びた、タイトルに名を冠するほどの存在感を持つ俳優・山田孝之、とぼけた世界観でコアな映画ファンにも愛される山下敦弘監督の「くせ者」コンビ。この、くせ者が新たに挑戦したのが、現代の日本社会に横たわる問題を、下層にとどまる者たちの視点から、ユーモアやファンタジー、セックスやコンプレックスなどを交え痛快に撃ち抜いた映画『ハード・コア』である。 この二人、どちらも本作の原作となったマンガ作品『ハード・コア 平成地獄ブラザーズ』(作・狩撫麻礼、画・いましろたかし)が愛読書だったという。山田孝之は主演のみならずプロデュースも務め、積年にわたる映画化への夢を叶えている。 原作マンガが世に出たのは90年代。本作はその一昔前の価値観を振り返り、ノスタルジーを味わう映画……なのかと思いきや、意外に
2018/12/04 リンク