「日本の劣化」を食い止めるカギは「森のようちえん」にある!?【後編】 - 集英社新書プラス

いま日本中で急速な広がりを見せている、注目すべき幼児教育のムーブメントがあります。自然のなかで子どもたちを自由に遊ばせながら育てる幼児教育・保育活動、通称「森のようちえん」です。そんな森のようちえんを教育ジャーナリスト・おおたとしまささんが徹底取材し、集英社新書『ルポ 森のようちえん』にまとめました。 実は、同書を大絶賛しているのが社会学者の宮台真司さん。宮台さんはこれからの日本社会の希望を「森のようちえん」に見出しているとのことですが、いったいどういう意味なのでしょうか？ 幼児教育や子育てを通して、これからの日本社会が変わっていく可能性があるのでしょうか？ おおたさんと宮台さんによる白熱の対談、後編をお届けします。 おおた 後期プラトンのころの社会が複雑すぎるというのなら、現代社会はそれとは比べものにならないくらい複雑になっているわけで、もう逆戻りはできないってことでしょうか？ 宮台 ど

[yarumato]

“民主制のユニットサイズを小さくしろ。２万人が限度。依存より自立が大事で、自立の最小単位は個人より自治的共同体（仲間）。仲間の誰が困っているのか①互いに把握し②互いにケアできる状態にしておく”