「慰安婦の日」が騒ぎにならなかった理由

韓国で今年から国家記念日となった「慰安婦の日」（8月14日）は、想像以上に騒ぎにならなかった。日本政府やメディアの間には事前に警戒感があり、日本の反応を肌で知る在京韓国大使館にも心配する声が強かったのだが、良い意味で予想が裏切られたと言えるだろう。私も、両国ともに慰安婦問題で関係を悪化させたいとは考えていないものの、韓国側の軽い言動に日本側が過剰反応する恐れはあるだろうと考えていた。だが、そうした心配も今年は当たらなかったようだ。 ただし、日韓関係に大きな影響を与える問題について韓国側が軽く考え、日本側が過剰反応する構図がなくなったわけではない。その典型が慰安婦問題である。そもそも慰安婦問題に対する関心は今や、韓国より日本の方がはるかに高い。日本のことを知らない韓国の政府当局者やメディア関係者にそう言うと必死に否定するけれど、そうした反論は「被害者である韓国の方が強い思いを持っていて当然だ

[maniwani]

“韓国社会における日本の存在感低下に伴い、政権の求心力を維持するほどの効果を対日外交に期待するのは難しくなっているからだ。”

[Flymetothemoon]

竹島関連は韓国の方が関心が高そう

[yingze]

見たいように見る

[isrc]

慰安婦問題に対する関心は今や、韓国より日本の方がはるかに高い。挺対協にしても、実態以上に評価されている面がある。政権の求心力を維持するほどの効果を対日外交に期待するのは難しくなっている