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幸せのための経済学 — 効率と衡平の考え方
『幸せのための経済学』は題名はやさしい印象を醸し出しており、記述も平易だが、中身は手堅い経済学に... 『幸せのための経済学』は題名はやさしい印象を醸し出しており、記述も平易だが、中身は手堅い経済学における規範的分析の入門書。 専門家が記述し、専門家が査読しており、品質は極めて高い。経済状態の良し悪しをどう評価すべきかを、専門用語や数式を極力使わないと言う意味で一般向けに、丁寧に説明している。中学生向けには難易度は高めと評されているが、特別な専門知識なしに読み進められる。 ある政策が正しいかどうかを考えてみよう。それは貧困対策かも知れ無いし、臓器移植の順番待ちのルールかも知れない。治水などの公共投資でも構わない。何かの基準を置いて是非の判断を行うわけだが、どのような基準を置くべきかが問題になる。これは一見、簡単に思えるが、例えば効率と衡平*1を同時に考え出すと、整合性のある基準を作るのが難しくなる。本書で議論するのは、この厚生基準だ。 第1章では経済を、用語定義を交えつつ説明している。第2章



2012/09/16 リンク