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山口智子の演技は、なぜ“古い”のか?『心がポキッとね』の壮大な実験
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山口智子の演技は、なぜ“古い”のか?『心がポキッとね』の壮大な実験
「すっごくたのしみにぃ、しててくれる人いるみたいでぇ、2,469人~、昨日一人増えちゃったぁ!」 と、... 「すっごくたのしみにぃ、しててくれる人いるみたいでぇ、2,469人~、昨日一人増えちゃったぁ!」 と、意気揚々とSNS用の料理写真を撮る、山口智子演じる空間コーディネーター・静。 言葉尻のアクセントが妙に上がるような、クセの強い抑揚のセリフ回しは古臭い。もちろん彼女は、あえてやっているのだろう。いわば、山口智子は、90年代の自分の演技の自己パロディをしているかのようだ。静が、40歳半ばにして、いまだに90年代的な自分探しをしているような自意識まみれの“病んだ”女性という設定だからだ。 『心がポキッとね』(フジテレビ系)は、岡田惠和脚本、宮本理江子演出のドラマである。2人は、同局の『最後から二番目の恋』を手がけたコンビだ。主人公は、静の元夫の春太(阿部サダヲ)。現在は、アンティーク家具の修理を担当する仕事に就いている。もともとはサラリーマンで営業をしていたが、「なんで周りの奴らはできないんだ

