"紙/デジタル、メディアの組み合わせが重要"-電子書籍ビジネスセミナーから | ネット | マイコミジャーナル

インプレスは、電子書籍ビジネスセミナーを開催、電子書籍事業の動向、見通しについての講演などが行われた。「電子書籍ビジネス調査報告書」(インプレス刊)の調査、執筆を担当したクリエイシオンの高木利弘氏は、同報告書とその調査を通じて分析した電子書籍産業の方向性について語った。 2002年の電子書籍市場規模は約10億円で、出版市場全体に占める比率は0.04%に過ぎないが、年40〜60%という高い成長率で拡大している。また、電子書籍の刊行点数は約2万5,000点に達しており、毎月1,000点程度の新刊が出ている。 今回の調査では、インプレスのWebサイトを介してアンケートを実施した。電子書籍の読者は、男女比は8対2、年代では30代が最多で、以下40代、20代が続いており「IT機器に通じた中年層『テクノ中年』と、『おたくヤング』が中心となっている」(高木氏)。ところが、携帯電話を媒体とする「新潮ケータ