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上原善広『路地の子』を読む⑦
角岡伸彦 かどおか のぶひこ 1963年、兵庫県加古川市生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、神戸新聞... 角岡伸彦 かどおか のぶひこ 1963年、兵庫県加古川市生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、神戸新聞記者等を経て、フリーライター。大阪市在住。 著書解説 【著書】 ふしぎな部落問題/百田尚樹『殉愛』の真実/ゆめいらんかね やしきたかじん伝/ピストルと荊冠 <被差別>と<暴力>で大阪を背負った男・小西邦彦/カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀/とことん!部落問題/はじめての部落問題/ホルモン奉行/被差別部落の青春 【連絡先】 kadookanobuhiko-01@yahoo.co.jp 記事一覧RSS この作品を含めて、上原が書く文章は、引っかかるところが異様に多い。取材し、書く訓練をまもともに受けていないからではないか、と私は考えている。 そんな上原の作品を、なぜ私が読んできたのかというと、部落問題をテーマに書いているからだ。いわば職業上、目を通している。それも苦痛になり、次第に読まな