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中里一日記: いつ携帯電話を捨てるべきか
今日、終末期のガン患者を見舞った。突然の再発と悪化で、入院から10日と経っていない。そのため、患者... 今日、終末期のガン患者を見舞った。突然の再発と悪化で、入院から10日と経っていない。そのため、患者の周囲の人は、まだ容態どころか、入院しているとも知らないことが多いようだった。 私が患者と最後の会話をしていると、患者の携帯電話が鳴った。私がかわりに取ったら、本人が出ると言ったので、渡した。患者は最後の気力を振り絞り、数時間とも数分ともしれない残り時間を費やし、無意味で無価値な話をした。 本人は最後まで、「もうすぐ死ぬのに、世間のことなんか知るか」とは決断できない。回復を見込んでいるからでも、優柔不断だからでもない。ただ単に、新しいこと――「世間のことなんか知るか」と無視すること――を始める気力がないからだ。 携帯電話でなければ、こんな問題は起こらない。もし電話を病院にかけてくるなら、入院中だと知っている。携帯電話は、人生の最後の数分間にも、一切の容赦なく「世間」の風を吹き付けてく