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【梅田望夫観戦記】 (1) 将棋界は「これからの10年」抜群に面白くなる
ただいま午前3時45分。寝静まった新潟岩室温泉高島屋の控え室である。 昨日午後1時、上越新幹線ホーム集... ただいま午前3時45分。寝静まった新潟岩室温泉高島屋の控え室である。 昨日午後1時、上越新幹線ホーム集合で、対局者、観戦者とともに、棋聖戦第一局の開催地・新潟にやってきた。羽生善治棋聖対木村一基挑戦者という現代将棋最高カードの五番勝負が、まもなく幕をあける。 羽生さんはいま四冠(棋聖、名人、王座、王将)を保持している。2008年度はすべてのタイトル戦に出場したうえ、名人戦の激闘と並行しての棋聖戦開幕である。 羽生さんは今年度に入ってから、11戦4勝7敗(0.364)、名人戦も郷田挑戦者に2勝3敗とカド番に追い込まれ、珍しく羽生不調説がささやかれている。 私は、この観戦記を書くために、先週土曜日にシリコンバレーから日本にやってきた。「羽生さんは元気なんだろうか」、どんなに凄い人だって、ときには疲れだって出るわけだしと、じつはずっと心配していたのだ。 しかし昨日新幹線ホームに現れた羽生さんは、
2009/06/09 リンク