実質マイナーアップデートだったサンスティーン『Republic.com 2.0』 - macska dot org

先に別ブログで紹介したように、シカゴ大学の法学者キャス・サンスティーンが、2001 年に発表した代表作『Republic.com』（邦題『インターネットは民主主義の敵か』）をアップデートした、その名も『Republic.com 2.0』を出版した。実は前々回のエントリで集団分極化の話をしたのはこの本の話をする伏線というか、この本の話自体が来月発売の chiki さんの著書を応援するための伏線だったりするのだけれど、そういう大人の事情はさておき早速『Republic.com 2.0』を購入して読んでみた。というか『2.0』を注文してから届くまでの間に『1.0』の方を再読したうえで、『2.0』で新しくなった箇所だけさらっと読んだ。 とりあえずまず『1.0』から一貫している本書の主張をまとめると、サンスティーンが問題としているのはインターネットの影響下における民主主義の存続可能性だ。インターネッ

[optical_frog]

遅まきながら Republic.com 2.0 を読み始めるにあたってとてもよい手引きになりました

[ragey]

例えば個人が「自分は嫌われてる、何でかなあ」なんて考えたら鬱になって死んじまうよ。それより如何に生存を図るか考えるのが人間の性でしょ。その事の善悪はともかく。それとも9.11はアメリカに非があるとでも？

[LondonBridge]

本書の弱点「せっかく集団分極化が民主主義に危機をもたらす話をしながら、その危機を外国のテロリストグループと同一視してしまうと、米国の民主主義を守るための教訓にはならない。」

[Gomadintime]

第二版と普通にいえばちょっとした手直しでも許せるが、〜2.0となると期待してしまうという。WSJの論説はOp-Edの人選があまりにひどくて驚く。

[rna]

コクーニングの壁を破るためにフェアネス・ドクトリン2.0が必要かもという話とか。