東日本大震災：３小学校で、放射線低減実験を開始 県、洗浄指針策定へ ／福島 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

県などは２６日、福島市立第一小学校で、校舎の洗浄で放射線量を低減できるかどうか実験を始めた。７月２日まで、大気中の放射線量が比較的高い同市内の３小学校で校舎や通学路を洗浄する。県は洗浄前後の放射線量を測って効果を分析し、７月中に学校向けの指針を策定する方針。 ２６日午前９時から、県や市、日本原子力研究開発機構の職員ら約４０人が作業を開始。校庭やベランダなど校舎外側約５００カ所や通学路で放射線量を測り、数値が高い屋上の排水溝など３カ所を高圧洗浄機で水洗した。 高さ１センチの地点で、洗浄前の値が最も高い毎時４７マイクロシーベルトだった校舎脇の雨どい下では、苔（こけ）を除去したところ、同５マイクロシーベルトに減少。さらに、高圧洗浄機などを使用した結果、同１マイクロシーベルトとなった。 県災害対策本部は「簡単な作業で効果があることが分かり、かなり活用できる材料が得られた。誰でも取り組めるわかりやす